「半⽔⾯写真」だけの写真展。国際フォトコンで入賞経験のある三浦エリカ氏が開催

2023年2月16日（木）〜2月27日（⽉）まで、東京都新宿区のOM SYSTEM GALLERY（旧オリンパスギャラリー東京）にて半⽔⾯写真家・三浦エリカ氏（以下、三浦氏）が「半⽔⾯写真展〜まだ見ぬ⽇本を探して〜」を開催。三浦氏は昨年行われたイギリスの国際水中写真コンペティションでも入賞する実力を持つ若手写真家だ。半水面写真だけを展示するという今回の写真展で、伝えたいメッセージとは。

三浦氏が入賞した水中写真専門の国際フォトコン「UPY2022」とは

上下でまったく異なる世界が広がる“半⽔⾯写真”とは︖

半⽔⾯写真とは、カメラのレンズを半分だけ⽔中に沈め、⽔中と陸上を⼀緒に写した写真のこと。まるで合成かのように、写真の上下でまったく異なる世界が広がる。今回の写真展では、そんな半水面写真だけを集めた。

半水面写真は、“⾃然が作り出す⾵景やそこに暮らす生き物の⽣態をより多くの情報とともに伝えられる”と三浦氏は考え、⽇本ではおそらく初の半⽔⾯写真家として、国内のさまざまなシチュエーションで半⽔⾯写真を撮影している。

私たちが暮らしているすぐそばには、美しい⾃然が存在し、多様な⽣物が⽣きている

海洋保護が叫ばれるようになった現代。しかし、海や川を訪れる機会の少ない人にとっては、どうしても水中世界を身近に感じづらいという反面も。三浦氏は、そういった⼈たちにこそ、写真展を見てほしいという。私たちが⽣きるこの世界は、海と、川と、湖と、確かに繋がっている。私たちのすぐそばに美しい⾃然が広がっていること、多様な⽣物が懸命に⽣きる世界があること、そんなメッセージを本写真展で伝えていく。

0歳～22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー（広報室）に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。