水中写真家・清水淳の写真展「CAVE」が8/1より東京で開催
水中写真家の清水淳氏が8月1日(木)〜8月31日(土)に渡り写真展「CAVE」を東京・田園調布にて開催する。毎年「SUMMER」をテーマに行われていた写真展だが、今年は大きく趣向を変えて「CAVE」をテーマに全12点の作品が展示される。
清水氏よりコメント
今年は⻑年の愛⽤したタイトル「SUMMER」から新たに「CAVE」に変わりました。2014年から10年の間「SUMMER」のタイトルで明るくて眩しい⽔中や⽔辺の⾵景をご覧いただきましたが、今年からは私の特技であるテクニカルダイビングの特性を活かした神秘的で幻想的な⽔中景観を展⽰いたします。テクニカルダイビングとは、通常のスクーバダイビング装備では潜ることのできない深いエリアや⽔中洞窟、沈没船の内部など、浮上に障害がある場所でのダイビングを指します。皆さんには馴染みのない世界ですが、「苦労してやっと辿り着くことの楽しさ」を感じていただけたら嬉しく思います。
作品の多くは、メキシコのユカタン半島/プラヤデルカルメンの地下⽔脈(セノーテ)で撮影した⽔中景観です。透明で澄み渡った⽔の中に広がる鍾乳⽯の造形美を独⾃の撮影⼿法で表現してみました。
12枚の作品の中で2枚だけ⽇本の南⼤東島での作品があります。メキシコ/セノーテの⽔中洞窟景観とは雰囲気が⼤きく異なり、繊細で透き通った鍾乳⽯の造形美を⾒ることができます。普段⾒慣れない⽔中シーンになると思いますが、お楽しみいただけたら幸いです。
水中写真家・清水淳
写真展「CAVE」
日程:2024年8月1日(木)〜31日(土)
※8月27日(火)、30日(金)休館日
会場:Deco`s Dog Cafe 田園茶房
清水 淳
1964年埼玉県生まれ。水中写真や海辺の風景を撮り続けている。執筆や撮影を行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。 また、水中撮影機材の研究開発にも携わり、水中撮影モードや水中ホワイトバランスの開発アドバイザーも務める。1998年にデビューしたOLYMPUS C900Zoomから最新機種まで全てのOLYMPUS水中モデルのチューニングとテスト撮影を務めた。カメラ機材に精通し、機材の特性を生かす能力が評価され、水中撮影アクセサリーメーカーのアドバイザーやテスト撮影の要望も多い。執筆活動では、水中撮影機材の解説や撮影の仕方、楽しみ方の記事をPADI Japan/デジカメ上達クリニック、マリンダイビングウェブ、オーシャナ/カメラレビューで現在連載中。マンツーマン撮影教室で一般アマチュア写真家のサポートも行う。公益社団法人日本写真家協会会員。
公式ホームページ:https://shimizu.marine-p.com/
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