パラオ、ocean+αロケ2日目 グレートハンマーに会っちゃった

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デイドリームでのロケ2日目。
今日はシャークシティではなくて、ウーロンチャネル&シアス方面へポイントを変更。

1本目はギンガメの群れ。
ここのギンガメはブルーコーナーよりまとまりが良いので、撮影がしやすかった。

そして、2本目。シアストンネル。
「ここの狙いは?」とガイドの遠藤さんに訪ねると、「マクロオンリーです、ハゼとかハゼとかハゼとか」と断言。
「じゃあ、ワイドは?」との質問に「いらないと思います」というので、マクロのみ持ってエントリー。

トンネル内で、ハゼ沢山撮って、デコ出して穴の出口から出てきて「今からディープストップしましょう」という指示を受けた直後、濃紺の海底からウネウネした動きのサメが浮上してきた。
「あれ!?グレートハンマーじゃん!」

当然の事ながら、遠藤さんは興奮してタンクを鳴らし、指さしている。
そしてそいつは、“ワイドの一眼レフカメラを持たない”僕の方に接近してきた。
手に持ってるのは、さっきまで、アケボノハゼとかベニハゼとか、撮影していたマクロの一眼レフ。

「こ、これは、まずい、このレンズでは近過ぎる」とそのとき、BCのポケットにコンデジのPanasonic Lumix DMC-FT4を入れておいたのを思い出し、咄嗟に取り出して撮影。

パラオ・グレートハンマーヘッドシャーク

こういう予期せぬ大物の出現時、BCに入れておけるスリムサイズのコンデジは役に立つなと実感。
でも、やっぱり一眼で撮りたいよね。これだけ近ければ。

パラオ・グレートハンマーヘッドシャーク

「やっぱり越智さん、大物運ありますね」」と遠藤さんにボートに戻ってから言われたけど、遠藤さんの大物運も相当なものだということを忘れていた。
これからは、遠藤さんと潜る時は、「マクロオンリーで!」と言われても、ちゃんとワイド一眼も持って行こうと心にきめたワンダイブでした。

ちなみグレートハンマーは、大物運の強い遠藤さんでも年に2回くらいしかパラオで遭遇しないくらいレアだそうです。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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