2012年バハマドルフィンクルーズ2週目、ドルフィンクルーズにストーンクラブが乗る理由

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出港前に、「今週はコンクとストーンクラブ買うよ」とスコット船長に言われた。コンク貝は大好物だし、ストーンクラブは、めちゃくちゃ美味しいカニで、なかなか食べれないのだけど、自分の60回のクルーズ乗船で、過去にストーンクラブを船長が買ったのは一度だけ。それが何を意味するかも知っている。クルーズ中盤から風が強くなる。要するにコンディションがあまり良く無い合図だ。僕は、ゲストの前でしばらくサングラスが外せなくなった。

バハマ到着1日目

早めにウエストエンドに到着したので、バハマ出入国手続きを済ませた後、ゲスト数人が小一時間程ウエストエンドに上陸して、Old Bahama Bay resort を散策した。そして、僕は、普段はあまり撮影しない記念撮影を撮りまくっていた。理由はまあ・・・、そういう事です。

West End と Old Bahama Bayの看板の前で記念撮影

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Old Bahama Bay Resort のプールサイド

Old Bahama Bay Resrot

Old Bahama Bay Resrot のビーチフロント

その後、北のホワイトサンドリッジに向けて移動を開始。
波は高く、透明度もあまり良くない。でも、イルカたちには、毎日遭遇。初日1本目のイルカたち。

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透明度が悪いので、下から煽ってシルエットで撮影してみた

この日は一日透明度が悪かったけど、イルカとは沢山泳げた。
2日目、風はあるがまだホワイトサンドリッジでイルカと泳げるくらいのコンディション。初めてバハマに来た人も4人いて、波が多少高くても、イルカと泳げてるから本当に楽しそう。それでも、僕はまだサングラスがなかなか外せなかった。

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2日目の最後には、外洋に近い、透明度の高い海でイルカの親子たちと泳ぐ。今年生まれたばかりの子どもたちが、きゅ〜きゅ〜言いながら、海中ではしゃぎ回っていて、可愛い。だけど、あまりに激しく泳ぎ過ぎて撮影には向かない。

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今年生まれたばかりの小さな子どもイルカたちが、きゅるきゅる言いながら元気に泳ぎ回る

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透明度が高いから、こんなに引きの写真でもイルカも砂紋もくっきり見える

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波が高いときにできる砂地の模様が奇麗

外洋に近いこともあり、今日しかナイトドルフィンのチャンスも無いということで、そのままナイトドルフィンを行い、終了。

3日目、風はさらに強くなる。1時くらいまでイルカと泳ぎ、この日はさらに風が強くなる予報だったので、普段タイガーシャークダイビングを行なう、タイガービーチまで南下。イエロースナッパーなどを自分たちで釣って、夕食に。

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その後は、釣ったイエロースナッパーを餌に、レモンシャークに餌付け。

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イエロースナッパーでレモンシャークをおびき寄せるゲスト。何故かとても楽しそう

自分とクルーのP.J、ケルシーの3人はサメの集まる海に素潜りでエントリーしてシャークスノーケリングを楽しむ。他のゲストやクルーは船上から見守る。

lemon shark

船に集まってきたレモンシャーク。20匹くらいだったかな。手だけ突っ込むの面倒なので、素潜りで泳いで撮影することにしました

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イエロースナッパーに食いつくレモンシャーク

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レモンシャークにタッチするクルーのP.J

天気が悪く無いとこのタイガービーチには来無いので、それはそれで面白いとのゲスト談。僕はまだサングラスが取れない。

この日、買い込んだストーンクラブも食す。天気悪く無いと食べれ無い。自分は天候が悪くて食べたのはこれで2回目。自分たちでストーンクラブを取って食べたのが,他に1回あるだけ。本当に美味しい。ハサミだけ取って、海に返せば、またハサミが生えて来るのだそうだ。翌日のカレーライスもここで作る。

夜は、このクルーズで一番の強風。

4日目、風が収まるのを待って、ホワイトサンドリッジへ。12時くらいからイルカと泳ぐ。浅い海域で、イルカたちとかなり長く泳ぐことができた。

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5日目、ドルフィンスイミング最終日。コンディションが回復して、透明度の良い海域でイルカたちと泳ぎ続ける。特に成人したイルカのグループがいつまでもゆっくりと一緒に泳いでくれたので、皆満足気。

最終日には、お触り君のスクラッチも登場。

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水平方向にバブルリングを出してみたけど、イルカに無視されているシーンを自分で撮影してみた

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終了間際にもイルカたちと遭遇して、海藻のパスキャッチやお触りイルカもいて、皆満足して終了。

ストーンクラブの話が出て、天候が悪いと覚悟していたけど、思っていた方でも無くて、毎日イルカと泳ぐことができて、メンバーも楽しかったので、充実したクルーズになりました。

スコットに聞いたところ、今年はずっと天気が良くないらしく、先週が今のところ、今シーズンのベストのコンディションだったとのこと。

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星とイルカ、じゃなくて、ヒトデとイルカ

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フロリダに戻り、皆で記念撮影

自分はこのあと、一時日本に戻り、沖縄本島の恩納村でocean+αのロケを行い、またバハマに戻って来ます。

参加された皆さん、お疲れさまでした〜。あまりサングラス外せなくてすみませんでした。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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