冬のダイビング・正しいホッカイロの貼り方~北海道潜り歩き~
積丹、知床と潜ってきて、今日から函館に入りました。
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さて、ここまで積丹で水温5度、知床でマイナス1度前後、気温マイナス1~9度という冬の北海道を潜ってきて、装備がしっかりしていれば快適に潜ることがわかりました。
気温マイナス2度だと余裕な寒冷地ダイビング!?~北海道潜り歩き~
しかし、どうしても冷えてしまうのが足の指先。
手の指先や頭はグローブやフードで防寒できるのですが、ドライスーツ内にある足の指先はジワジワと冷えてきます。
靴下に貼るつま先用タイプのカイロを貼ってはいたものの、1日中ずっとかじかんでいるような感じで、水中での効果はあまり感じません。
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靴下に貼るタイプのカイロ
そんな話を、明日からお世話になる函館グラントスカルピンの佐藤長明さんに言うと、「それ、カイロの貼り方が間違っているんじゃないかな」と。
聞けば「大きな普通のカイロで、指先を包み込むように貼るのがいいよ」とのこと。
特に親指より小指を温めることを意識して、指の並びに合わせて、少し斜めに貼るとよいとのことです。
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ただ、ブーツにゆとりがないと履きづらい上に、逆に血流の妨げになってしまうので、ある程度、指先にゆとりのあるドライスーツに有効
体に貼る場合は、給気バルブの裏側に位置する個所に貼るのがベスト。
というのも、カイロは酸素に反応するので、バルブから入ってきた空気が当たる個所がよいというわけです。
さらに、ダイビングでは水平姿勢になることを考えると、お腹側より空気のたまりやすい背中側に貼る方がカイロの温かさを感じやすいとのこと。
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水平姿勢のことが多いダイビングでは、特に背中側のカイロが有効。ただし、ぴったりのスーツだと空気の層がないので効き目は薄い
北海道に限らず、ドライスーツで潜る場合、皆さん、ぜひ試してみてくださいね。
もちろん、僕も明日からはこの貼り方です。