迷彩柄ウエットスーツ、魚の調理法が載るダイビング雑誌、水中銃…。オークランドのダイビングショップに潜入!
ニュージーランドのオークランドで唯一の日本人ガイド、ゲンさんこと大嶋元さんに先日インタビューしました。
その際、「ニュージーランドでは素潜りでアワビやホタテを取るダイビングが主流なので、どんなに寒くてもみんなウエットスーツで潜ってますよ」と言われました。
開いた口が塞がらない私にゲンさんは、なんと7mmや9mmのウエットがあり、しかもちょっと面白い柄だという情報をくれました。
“OCEAN HUNTER”というお店で行けばすぐわかるとのこと。
そこまで言われたら見に行かないわけにはいきません。
さっそく次の日に調べてきました。
ダイビングショップで当然のように売られているのはカメラではなく銃だった
日本のダイビングショップと言えば人気のカクレクマノミを始めとする、カラフルで可愛らしい魚たちの写真や笑顔の店員さんが出迎えてくれ、楽しく夢の詰まった雑誌が置いてあるイメージですが、ニュージーランドのショップは打って変わって戦闘態勢120%。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、大きな魚の模型と水中銃。
ずらっと並ぶ銃を見て、ゲンさんの「ニュージーランドの人はダイビングを伊勢エビ捕りだと思ってますからね」の言葉を思い出しました。
まさに漁業系ダイビングといった感じの店内です。
手に取ってみると、プロカメラマンの一眼レフくらいはあるなというくらい重たさで、水中でうまく扱えるようになるには結構時間がかかりそうな印象です。
一番奥まで進むと、ありました!
お目当てのウエットスーツ!!
敵を欺くにはまず味方からではないですが、魚を驚かせないように配慮が施された迷彩柄のウエットスーツがずらっと並んでいます。
そしてゲンさんの言う通り普通に記載されていました。
「7mm!」
もちろん触った感じはウエットスーツなのですが、弾力が半端ないです(笑)
残念ながら9mmのウエットは見つけられませんでした。
売られているフィンも魚を追いかけることに特化したフィン先の長いものが所狭しと並んでいます。
そして雑誌はというと、カラフルで可愛らしいお魚が載っているわけではなく、銃で撃たれて血の流れた1mはあろう大きさの魚を嬉しそうに持ち上げている写真を始め、どうやって食べるのかまでが書かれた、半分料理本のような内容です。
OCEAN HUNTERの横にはPADIのダイビングショップがあり、ダイビング器材も売られています。
その横にはアウトドアのお店が並び、Go Proを始めとする水中関連の商品から冷凍された魚までが売られていました。
OCEAN HUNTERも位置するオークランドシティの北側の港には、多くのクルーザーが停泊しており、休日になると昼間からテラスでビールやワインを楽しむ人が多くいました。
海グッズのお店を見て、港に出て、海とクルーザーを眺めながらワインと食事を楽しむ・・・。
海好きにとってはたまらない街からのレポートでした!