レストラン、宿から新ダイビングショップまで。知っておきたいパラオ最新情報
今回のロケで、パラオで見つけたダイバーへのちょっとした新情報をご紹介。
今回潜りっぱなしのパラオ取材だったけど、そんな中で見つけた陸の新情報を少しだけ紹介します。
まず一つ目は、今月(2014年4月)27日にオープンするレストラン。
The Fisherman Seafood BBQ & grill
パラオ内湾の穏やかな海に面した、マラカル島ロングアイランドパーク近くの好立地に立つレストラン。
シェフのムラカミアキヒコさん、通称レオさんは、恵比寿のレストラン「にんにく屋」で働き、その後西表島で人気のイタリアンレストラン「カケタ」を経営していたので、料理の腕前は折り紙つき。
サンゴが敷き詰められたお洒落で落ち着いた雰囲気の店内は、オープンテラスになっていてバーカウンターの隣の席は海に面して並ぶ。
グランドマネージャーの藤田晴美さんに、どんなレストランになるのか、お話をお伺いした。
「コンセプトは、海がテーマのレストラン。パラオで一番美味しくお酒が飲めるバーと、一皿一皿がゲストの皆様に驚きを与える料理を目指し、旅の思い出に残るレストランであって欲しいと思っています」
「(この写真の撮影はオープン前だったので、写っていないですが)これにくわえて、海上にフローティングデッキも追加され、総席数は最終的に100席になります。このフローティングデッキは、バーベキュー専門スペースとなり、家族でキャンプするみたいに、バーバキューを楽しめるようになります」。
「おすすめのメニューは、トマトガーリックスパゲティ(12ドル)や、マングローブクラブスバゲティ(30ドル)、BBQスペアリブ(16ドル)、パエリアフィッシャーマンスタイル(16ドル)、BBQロブスターフィッシャーマンスタイル(時価)などなど」
ガーリックがふんだんに使われていて、ガーリック好きにはたまらないテイストだ。
マングローブクラブスパゲティなどは、自分でどのカニが良いか選んでから、調理してくれる。
営業時間は、17:00~22:00(ラストオーダーは21:30。まだ確定ではないが、バーは24:00までの予定)
パラオの新たなディナースポットとして、次回パラオを訪れる時には、是非一度足を運んでみては。
ダイビングショップ魚治
次に紹介するのは、パラオにできた、ちょっと風変わりなダイビングショップ。
2014年2月にプレオープンしたこのダイビングショップの名前は、魚治(うおはる)。
何が風変わりかというと、まだできていないショップは、コロールエリアではなくて、バベルダオブ島のガラスマオに建築予定。
ぐるぐるマンタで話題になっているユウカクが近くにある。
しかし、ぐるぐるマンタがメインターゲットではない。
狙いは、マニアックなマクロ生物たち。
マネージャーの白根加奈子さんにお話を伺った。
「パラオ本島バベルダオブのマングローブ、汽水域、川、泥地、そしてパラオ人の民家の目の前を流れる川!などがメインのポイントです!」とのこと。
内湾にあるGP3(ゴビーパラダイス3)というポイントでは、ヤツシハゼの仲間のゴールドバーシュリンプゴビー、フラッグテールダートゴビー、ナカモトモドキ、タンザクハゼなどのレアな泥ハゼ系が見れるそうだ。
名前を聞いても、正直どんなハゼか良くわからない。
ショップのコンセプトは?
「マクロ派ダイバーに優しいショップにしたいです。パラオだと、どうしてもマクロよりも群れやワイド優先になってしまいますよね。マクロが見たくても、大多数がワイドを望まれるから、マクロ派の人がどうしても我慢しなければいけない状況がとても多いんです。なので、弊社では、マクロをしたい人が一人でもいたら、マクロを優先します。例えば、ヘルフリッチが見たい人が一人でもいたら、ギンガメ、バラクーダよりもヘルフリッチをお見せするショップです!」
この風変わりなショップ「魚治」のマネージャーの白根さんは、間にブランクはあるものの、パラオでのガイド歴は12年。
そして、もう一人のガイド・坂上治郎さんは、パラオ歴15年。
北里大学海洋生命科学部水圏生態学研究室所属でもある、パラオでも有名なお魚マニアガイド。
「ガラスマオはコロールのホテルエリアから車で一時間弱。パラオは、外洋性のマクロも豊富だし、内湾、川、汽水もあって、一つの島だけど、色々なマクロが楽しめるんです。汽水域には、ヤエヤマノコギリハゼ、ミツボシゴマハゼ、ナンヨウタカサゴイシモチなんかもいますよ!」とマクロの話になると目を輝かせる白根さん。
「こんなマクロ大好きな変態ガイド&ダイビングに興味のある人は是非魚治へ!」
最後は、新しいネタでは無く、長期滞在者におすすめ!リニューアルオープンのリーズナブルなホテル。
DWモーテル
DWモーテルは、経営が日本人に変わり、昨年8月にリニューアルオープンした。その経営に携わっている日本人が、バヌアツでもホテル経営をしている大数加裕信さん。以前自分がバヌアツにジュゴンリサーチに訪れた時に、お世話になった方。
そういう縁もあって、ホテルのマネージャーの岩本真秀さんにお話をお伺いすることにした。
リフォームで配慮した点は?
「『清潔感』と『シャワーとトイレ(水周り)』ですかね。改装前のDWモーテルは目に見える場所はそれなりに綺麗にしていたのですがお客様の目が届かない倉庫の中とか、キッチン周りなどが汚すぎたのです。そのような裏の部分まで徹底的に綺麗にし、その後の掃除も徹底させています。またシャワーの水圧が極端に少ない部屋があったり、トイレの流れが悪い部屋があったりしたのでその辺も改善しました。一日中泳いで帰ってきた後はたっぷりのお湯がでるシャワーを浴びたいですよね?」
その甲斐あってか、以前はトリップアドバイザーのパラオホテルランキングで21位だったのが、リニューアル後には、6位にまで上がった。
部屋数は20室。有料だが、全室でWIFIが使える。
共同キッチンもあり自炊もできるし、ランドリーもある。
コロールの中心地からは少し離れているが、有料のレンタルサイクル4台があるのも便利。
また、ダイビング器材用の大きな水洗い場と機材乾燥場もダイバーには嬉しい設備。
さらに嬉しい情報は、長期滞在者には特別価格があって、かなりリーズナブルな値段での宿泊が可能。
30日間のステイ費用が、780ドル。
通常のシーズンでスタンダードルームの料金が税込みで77ドルなので、3分の一の料金で泊まれる事になる(ちなみに、GW、8月、1月〜2月末のハイシーズンは97ドル/日。年末年始のスーパーハイシーズンは151.2ドル/日で、2014年8月9日から8月17日と2014年12月20日から2015年1月4日までは、追加料金として、1日料金25ドル/部屋/日が加算されます)。
おまけに、長期滞在者は、ランドリーは、週に2日間は無料でスタッフが洗濯してくれる。
レンタルサイクルも空いていればフリーで利用可能とのこと。
そのかわり、ルームサービスは、2日に1回となるそうだが、これだけ安く泊まれるのであれば、長期滞在者には嬉しい情報だ。
以上、今回海に出っぱなしでなかなかリサーチできなかった中で得た、パラオの最新情報でした。