マリアナの海は元気です! テニアン「オススメのダイビングポイントTOP10」
2015年8月、マリアナに台風が直撃したのは記憶に新しいですが、およそ1ヶ月が経ち、いつもと変わらないマリアナブルーの海が広がっています。
電気の復旧作業が続き、一部のホテルや飲食店がクローズしているものの、自家発電の大きなホテルを利用すれば、特に不自由なくダイビングができているそうです。
海は変わらず元気! ということで、今回は、マリアナの秘境、テニアン島の海の見どころをお聞きしました。
テニアン島、唯一の日本人経営ダイビングショップ「クロウズネスツ」 のマサさん(枝村真樹)によれば、例年、雨季(7~11月)は、風が弱くなるシーズン。
年間通して吹きつける東風が弱まり、人気ポイントが集まるアギガン島やレアポイントのシーズンの到来です。
「テニアンブルーよりもさらに蒼く、紫に近いマリンブルー、元気なサンゴ、そしてアベレージ50mオーバーの透明度がそこにあります。また、テニアン島の南のポイント、カシワ、フタイロなどのハナダイ系が艶やかに舞い、島で1番賑やかな根のあるサラサ、そして幻のポイント巽リーフに潜れる可能性もあるのがこのシーズンです」
運悪く台風に当たることがあるのもこのシーズンで、今年は大きな被害を受けましたが、年に数度、風がまったく無くなり、海が湖のように滑らかな水面となるのもこのシーズン。
マサさんいわく、「滑走しているボート以外がすべて止まってしまったような錯覚に陥ります。こんな時はダイビングをしながら空を飛んでいるよう感覚になれるような日もあります」とのこと。
以下、テニアン・オススメの海TOP10を参考に、ぜひ、テニアンブルーの海を楽しんでくださいね!
マサさんに聞く! 雨季のテニアン・オススメのポイント
(写真・文/マサさん)
■巽タガ
テニアンの巽の方角にあるのでこの名前がありますが、年間通して数回しかいけない幻のポイントで、ギンガメアジ、レインボーランナー、ウメイロモドキ、マダラトビエイなどが群れで住んでいます。超上級者向けポイントです。
■Aguijan Grotto_アギガングロット
アギガンの南側にある大きなアーチのポイント。
水底からウミウチワが生え、イセエビ、大型のアオモノに出会えます。
■Bird Island_バードアイランド
カレントが速いため、透明度が高い日が多いです。
また、戦時中は爆弾投下の目印とされたので、当時の爆弾の残骸が散在しています。
ロウニンアジ、バラクーダなどに会える可能性が高いです。
■Fort_フォート
アギガン最大のドロップオフ。
水底まで-65mアオマスク、ケーブアンティアス、スペシャルではシコン、ニラミなどに会えます。
■Papau_パッパウ
オーバーハングやドロップオフ、地形の変化に富み透明度も高いので、アギガンならではのダイナミックなダイビングが楽しめます。
魚達も種類が豊富。
■Safer_セーファー
透明度が良くサンゴの栄枯盛衰を眼下に見下ろしながらドリフトで潜ります。
ハナゴイの大きな群れ、キイロハギ&ナガニザの群れなどに会えます。
■Sarasa_サラサ
テニアンの南にあるポイントで、テニアンで1番賑やかな根が点在。
フタイロハナゴイ、カシワハナダイ、アザハタ、キンメンモドキ、ハナダイダマシ、イエローカーディナル、アカシマシラヒゲエビ、がモッサリ住んでいます。
■Yashi_ヤシ
アギガンのサンゴの丘からドロップオフを見下ろすポイント。
イソマグロ、マダラトビエイ、アオマスクなどに会える可能性が高いです。
■Pirates_パイレーツ
小さな洞窟でカノコイセエビの住み家です。
■Cliff Point/クリフポイント
テニアン南に位置し、ロケーションがダイナミック。
大岩の間をぬって泳ぐのがまるで巨大レゴブロックの中に入り込んだような錯覚になります。
岩陰、水面、平場、ケイブと情景が移り変わり魚や生物もそれによって変化していきます。
★クロウズネスツ
http://www.crowsnests.net