200頭以上⁉ ハナゴンドウの群れに遭遇 ~スリランカでのホエールスイミングweek2 初日~

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スリランカ・オキゴンドウ(撮影:越智隆治)

スリランカ南部からコロンボへ立ち寄り、キャンディ一泊してスリランカ北西部へ移動。

初日は東風が若干吹いていて、ベタ凪とはいかず。
ここ最近の北西部でのクジラ出具合は、現地のオペレーターや漁師から聞いていて、1日良い日があったけど、あとは全然ダメ。
シロナガスクジラどころか、マッコウクジラにもなかなか会えていないとのこと。

海、コンディションは良くないし、天気予報でも雨模様とのことで、空は雲が多くて、たまにスコールが降って来る場所もある。

今年は、南部も北東部もいまいちみたいな印象なので、あまり期待しないで海に出てしばらくすると、ガイドのメナカが「もしかしたら、僕の友だち見つけちゃったかも」と嬉しそうに指差す。

「友だちって、人間の友だちじゃないよね?クジラのだよね?」と尋ねると、僕を立たせて「ほら、あそこに友だちいっぱい。しかも、ボート一隻も無いね」とさらに嬉しそう。

確かに、南部はスイムのための許可を持っていないとコーストガードの見回りが頻繁にあるので、許可無しでボートを出しているオペレーターはほとんどいない。

しかし、北東部では、コーストガードの見回りはめったにない代わりに、許可無しでホエールウォッチングやスイミングを行うボートが年々増加していて、それはそれで弊害になっているように感じる。

早ければ来年くらいから、ルールが厳しくなり許可制度を厳しくし、ボートの数を制限しようとする動きもある。

まあ、その話はともかく、あまりクジラが出ていないと言われていたので、初日からマッコウクジラの群れに遭遇できてラッキーだった。

発見したのは、8時前、その後、午後12時30分くらいまでこの群れと泳ぎ続けた。

とはいっても、30頭くらいはいるのだろうけど、浮上してくるときには、多くてもせいぜい3~4頭が一緒に上がってくる程度で、あとはほとんどがそれぞれ少し距離を置いて浮上してくるので、群れを期待したけど、今日は単体か2頭くらいの撮影がほとんどだった。

スリランカ・マッコウクジラ(撮影:越智隆治) スリランカ・マッコウクジラ(撮影:越智隆治)

遠くでは、何度もブリーチングをしている個体も目撃した。

マッコウクジラの群れから離れて、リゾートに帰る途中で、かなりの規模のハナゴンドウの群れにも遭遇。

ハナゴンドウの水中撮影は、week1で初めて撮影に成功したばかりなのに、こちらでもまた撮影できてしまった。
群れの大きさは、少なくとも200頭はいるのではという感じだった。

スリランカ・オキゴンドウ(撮影:越智隆治)

初日からラッキーだったけど、今年の今までの状況から考えると、明日以降もそんなに期待しない方が良いかもしれないのかな。

2017年度の3月4月も、スリランカにてシロナガスクジラ、マッコウクジラ狙いのホエールスイミングを開催します。

ご興味のある方はお問い合わせください。

tour@oceana.ne.jp

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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