海やダイビングの安全を祈願!今年も伊豆・大瀬崎で「大瀬神社例大祭(大瀬祭り)」が斎行されました

こんにちは。水中カメラマンの堀口和重です。
今回は西伊豆の大瀬崎から、駿河湾の春の訪れを告げる“お祭り”のニュースをお届けします!

伊豆ではソメンヨシノが各地で咲き始め、もう満開の姿が見られ始めています。
暖かくなり、天候にも恵まれた昨日4月4日、伊豆の大瀬崎では毎年恒例となる大瀬神社例大祭(大瀬祭り)が斎行されました。

このお祭りは、大瀬神社に「大漁」や「航海の安全」を祈願するものです。
参拝には、江梨・内浦・西浦・静浦・沼津・戸田などの漁港から、遠いところでは蒲原や由比などからも船がやってくる、歴史のあるお祭りです。

大瀬崎参拝にくる船(撮影/堀口和重)

大瀬崎参拝にくる船(撮影/堀口和重)

女装するお祭り!?

大瀬祭りの中でも一番の見ものであり、おもしろいのが、化粧をして白塗りし、長襦袢を着て女装した漁師や地元の青年たちが、踊り船に乗り踊る姿が見られるところです。

大瀬崎の湾内を「ちゃんちゃらおかしー、ちゃらおかしー」のお囃子に合わせて乗員が踊り、大漁旗を掲げた踊り船が船団パレードして、湾内をぐるぐると回ります。

(撮影/堀口和重)

大瀬崎の岬に踊り船が集まる(撮影/堀口和重)

船に乗っているのは女装した男性(撮影/堀口和重)

船に乗っているのは女装した男性(撮影/堀口和重)

地元の美味しい味覚の振る舞いも!

大瀬崎の浜では、大瀬崎商業組合の方々(現地のガイドさんたち)が、干物やみそ汁などを出して振る舞いをしています。

甘酒、そして地元のアジやキンメの干物などが食べれるのは、とてもうれしいですね。

甘酒を振る舞う(撮影/堀口和重)

甘酒を振る舞う(撮影/堀口和重)

知ってるあのガイドさんも
女装しているかも?

踊り船だけでなく、大瀬崎の浜でも、女装した青年たちが太鼓のリズムに合わせて踊る姿を見ることができます。

ちなみに大瀬崎の現地ダイビングスタッフも、「勇み踊り」に参加しています。

セットの上で勇み踊りを踊る(撮影/堀口和重)

セットの上で勇み踊りを踊る(撮影/堀口和重)

大瀬館マリンサービスの熊谷さん(撮影/堀口和重)

大瀬館マリンサービスの熊谷さん(撮影/堀口和重)

白塗りされていて誰かわかりづらくなっていますが、普段お世話になっているガイドさんの女装姿を探してみるとおもしろいですよ!

大瀬館マリンサービスの熊谷さん(右)と、ココモ大瀬崎の新長さん(左)(撮影/堀口和重)

大瀬館マリンサービスの熊谷さん(右)と、ココモ大瀬崎の新長さん(左)(撮影/堀口和重)

 

今年のお祭りは、天候にも恵まれ、ベストコンデションの中終わりました。
興味のある方や、普段から大瀬崎で潜っている方は、ぜひ来年はお祭りに参加してみてくださいね!

ちなみにダイビングは、午前中は船が湾内を回るので潜水禁止、午後からが潜水可能となります。

※大瀬崎の海の情報やお祭りの詳細は大瀬崎商業組合まで

堀口和重さん
プロフィール

horiguchi_profile

伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
▶堀口和重写真事務所ホームページはこちら
▶堀口さんのFacebookはこちら

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PROFILE
日本を拠点に活動している⽔中カメラマン。カメラマンになる以前はダイビングガイドをしながら数々のフォトコンテストで⼊賞。現在はダイビング・アウトドア・アクアリストなどに関連する雑誌やウェブサイト、新聞などに記事や写真を掲載、水中生物の図鑑や教書にも写真提供している。2019年に日本政府観光局(JNTO)主催の“「⽇本の海」⽔中フォトコンテスト 2019”にて審査委員、2020年には“第28回 大瀬崎カレンダーフォトコンテスト”の特別審査員も務める。近年は訪⽇ダイビングツーリズム促進を⽬的として“NPO 法⼈ Japan Diving Experience”としての活動も⾏っている。
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