水族館が選ぶ&ダイバーにオススメの“海の中の申(サル)”たち
2016年の干支・申(サル)にちなんで、各地の水族館で干支展が開催されていますが、展示生物を調べた結果、最も多く展示されている、いわば水族館が選んだ“海中の申”ベスト3をご紹介します。
水族館展示の多い海中のサル
ベスト3
■ダルマオコゼ
英名の“Monkey Fish”から干支展の顔に。
大きな頭から、和名では“ダルマ”と名付けられていますが、英名では、熱い唇に強面がサルに似ていることに由来。
日本でも本州中部以南の沿岸の岩礁域などに生息し、ダイビング中も見られますが、背ビレに毒があるので注意。
■エンコウガニ
ハサミ脚が極端に長い姿から、猿猴(エンコウ)=テナガザルに由来(諸説あり)。
日本でも見られ、ダイバーにも希に目撃例がありますが、水深30~200mほどの海底に生息しているので見られればラッキー!
■サルボウガイ
貝殻の模様や赤い肉が、サルの顔に似ていることから猿頬貝と名前がついたという説があります。
本州以南の水深5~10mほどの泥底に生息するアカガイの仲間。
※
なるほど~。
なかなかの無理やり感ですが(笑)、ダイバーになじみがあるといえるのは、ダルマオコゼくらいですね。
だけど地味……。
そこで、展示が多くはなかったけど、ダイバーに身近、あるいは、会えたら嬉しい海中の申(サル)を勝手にご紹介します。
ダイバーにオススメ!? 海中のサルたち
■ダイバーに現実的!? モンキーシュリンプ
英名が“monkey shrimp”のサンゴモエビの仲間たち。
これなら比較的派手で、ダイバーにも人気です。
2016年はサンゴモエビを狙え!?
■とにかく、めでたくて楽しければOK!
青森の浅虫水族館の干支展では、名前に“サル”が付いていたり、“赤くてめでたい”魚という、かなりの拡大解釈(笑)。
といっても、意外と“サル”が付く海の生物はいなくて、サルシアクラゲやサルアワビを展示していたりしますが、ダイバーならサルパとかどうでしょう?
いっぱいいるけど、地味か……。
赤くてめでたいということであれば、やはり外せないのが“マダイ”。
あとは、エビス系の魚も赤くて何だかめでたい気分ですね。
■猿に似ている!? 魚たち
宍道湖自然観ゴビドウの干支水槽では、英名「モンキーフェイス」が付くダイナンギンポを展示。
「カァ~」と口を開けて威嚇するギンポたちは、確かに猿っぽい気も。
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」では、猿に似ている魚としてモンツキカエルウオを展示していますが、こちらは似ているような似ていないような……。
淡水魚水族館の栃木県なかがわ水遊園では、中国名で泥猴のミナミトビハゼを展示しています。
■水族館なのに、なぜか猿にそっくりなユリを展示
アクアマリン福島では、お正月特別展で、猿にそっくりなユリとして人気のモンキーオーキッドを展示。
ダイバーはお魚と一緒に楽しめます。
■海の中の猿といえば、まんま、これ!
海の中のサルでいえば、やっぱり海猿!?
日本の海を守っていただき感謝しつつ、実際にお世話になる1年にはなりませんように……。
なんと、そんな海猿を水槽で鑑賞できる水族館が登場!?
栃木県のなかがわ水遊館では、ダイバーが「海ざる」と「サル」に変身して、アマゾン大水槽にやってきます。
2016年は海の中のサルたちをチェック!
海中のサルが見られる主な水族館
■鴨川シーワールド
~海の申たち~
期間:2016年1月31日(日)まで
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■名古屋港水族館
~名古屋干支展示~
期間:2016年1月17日(日)まで
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■大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
~サルにちなんだ生き物たち~
期間:おおよそ1月中
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■鶴岡市立加茂水族館
~干支展~
期間:2016年1月31日(日)まで
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■浅虫水族館
~干支水槽~
期間:2016年1月11日(月)まで
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■アクアマリン福島
~お正月特別展示~
期間:2016年1月31日(日)まで
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■宍道湖自然館ゴビウス
~干支水族館~
期間:2016年1月18日(月)まで
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■栃木県なかがわ水族館
~海ざるダイバー~
期間:2016年1月24日(日)まで
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