世界最大級の海中クリスマスツリー! ~ダイバーたちが伊豆海洋公園にツリーを設置~
水中より愛を込めて、メリークリスマス!
2017年11月22日(水)、ダイバーに人気の東伊豆エリア「伊豆海洋公園」の水中に、クリスマスツリーが設置されました。12月25日(月)までおよそ一カ月間(壊れなければ……)、ダイバーたちはクリスマス・ダイビングを楽しむことができます。
23年目という手作りの水中クリスマスツリーは、今や伊豆海洋公園の風物詩。
毎年改良が重ねられ、今年のツリーも鉄製で全長4.2mという巨大さです。
水中ツリーとしては、ひょっとしたら世界最大かも!?
ダイバーの皆さん、ぜひ、クリスマス・ダイビングを楽しんでくださいね!
ちなみに、クリスマス本番に近づくにつれて壊れてくるので(笑)、お早めに。
※触ると壊れてしまいますので、くれぐれも“ノータッチ”で。
サンタとトナカイの衣装を無料レンタル!
水中ポストもクリスマスバージョン
水中でクリスマス気分を味わうだけではもの足りないあなたは、衣装を着て潜ってみませんか?
ということで、サンタとトナカイの衣装を無料レンタル。
インスタ映えすること間違いないしです。
レンタルするダイバーは、“真水で洗って脱水機”という、ダイビングセンターの切実な願いが込められた合言葉も忘れずに(笑)。
さらに、水中ポストもクリスマスバージョン。
■普段はシンプルなポストですが……
↓
■華やかに!
ポストカード(110円)もクリスマスバージョン。
海の中からクリスマスメッセージをもらったら嬉しいですよね。
【お問い合わせ】
水中クリスマスツリー
設置ドキュメント
当日朝、伊豆海洋公園を中心に潜るガイドさんなど、有志16人が集結。
毎年参加しているガイドさんもいるためか、確認事項をおさえる感じで、割とサクッとブリーフィング。
うねりもあって、透明度イマイチのコンディションですが、そこはガイドたち。
サクッと準備して、まるでいつものルーティンのようにサクッとエントリー。
水深およそ20mの砂地まで運ばれたツリーは、リフトバックにエアを入れて立ち上げられ、土嚢で固定。
あっという間に、1ダイブで立派な土台が完成してしまいました。
こういう水中への設置物は、予想以上に労力と時間がかかるもの。
しかし、陸からエントリーのシーンを撮り、カメラを施設に置き、準備して、器材を背負って……と後から追いかけて潜ってみると、すでに作業は終わって人影は無し……。そこには存在感のあり過ぎるツリーの土台がデ~ンと鎮座していたのでした。
手際が良すぎる!
勝手知ったる海を潜るガイドさんたちの水中スキルと23年の蓄積をなめてました……。
2本目は飾りつけ班が出動。
手分けして飾りをツリーに固定していきます。
こちらは、ひとつひとつ固定していくので時間もかかります。
今度は遅れまいと一番早くエントリーしたのが災いして、エアが持つか気が気でなく……。
飾りつけが完成したときには、すでにエアは50を切っており、パパっと撮影して急いでエグジット。
ダイブタイムは45分ほどだったものの、水深20mということもあり、エグジットしたときにはほんのちょっぴりの残圧。
勝手知ったる海を潜るガイドさんたちのエア持ちをなめてました……。
コンディションはイマイチでしたが、「今年はスムーズだったね」とガイドさんも口をそろえるほど、問題なくあっという間に設置。
あとはダイバーを待つだけとなりました。
(撮影・文/寺山英樹)