from 阿嘉島 石垣島へオニヒトデ退治遠征 by 森山 敦

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石垣島へオニヒトデ駆除に行ってきます
という台詞が出た途端帰ってくる言葉は

 「は?なんでょ?」

まったくその通りなんですが、
八重山ダイビング協会と座間味ダイビング協会及びあか・げるまダイビング協会
そしてダイブクリエイトの佐伯信雄氏の間に琉球朝日放送などの放送媒体が入り
「石垣のオニヒトデが大変らしいから、手伝いにいくさぁ」
という企画がとんとん拍子に実現した。
オニヒトデ駆除もさることながら石垣のダイビングサービスの人々との
交流も目的のひとつである。
座間味村のダイビングサービスがオニヒトデに苦しませれたの体験談や、
駆除方法や技術、行政との関係及び漁協との協力など
さまざまな意見交換があり、とても有意義な石垣遠征であった。
計画では大量発生地帯と言われている鳩間島周辺で
竹富町ダイビング組合、八重山ダイビング協会、そして座間味ダイビング協会
及びあか・げるまダイビング協会(長いっ!)
の4協会での合同オニヒトデ駆除という過去に類を見ない保全活動の展開だったのだが・・・・・・

生憎の台風通過によって
海は大時化で石垣島南側のリーフでの活動になった。
しかし、少ないと思われていた個所でも計182匹のオニヒトデが獲れ
まずまずの成果を揚げることが出来たと思う。
石垣島はとても広い島で約1周120km。阿嘉島なんて8kmくらい?桁が違う。
ということはそれだけ広範囲にサンゴが生息し、保全の範囲も広いということだ。
それを人力だけでオニヒトデと戦うのは不可能であるが
八重山のダイビング関係者の方々の熱い想いと、団結力に期待したい。
これからもいっぱい頑張ってください。
チャンスがあったら、また行くし!

ちなみに、これは八重山名物の「牛そば」。
みんなで食った。
美味かったです。


PROFILE
森山 敦
Atsushi Moriyama

沖縄のケラマ諸島阿嘉島の大手ダイビングサービスで
1987年よりインストラクター&ガイドとして活躍。
世界でも屈指のおもしろさといわれる海にすっかり惚れ込み、
少人数でのんびりと潜るスタイルを目指し、
1995年に独立。ダイビングサービス《OCEANUS》(オケアノス)をスタートさせる。
ワイドな海も好きだが、
ベラやスズメダイ、ハナダイ、ウミウシ、エビ・カニなど、
小さな生き物たちの生態行動に強く惹かれ、
マニアックなガイドもできるインストラクターとしてつとに有名。
21年間のケラマ経験をフル稼働させて、
幅広く海を案内してくれる。
全スズ振こと全日本スズメダイ振興会理事。
意外にも横浜出身という都会派ダイバー!?
OCEANUS
http://www.oceanus.in/
http://ocemori.blog69.fc2.com/

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