今年のマンタシーズン予報(予想)

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今年の夏は気温水温とも激しく上下を繰り返しました。その都度冷水塊が入り水中でしびれる思いをしました。
今は夏季の終盤。日中の最高気温は30〜31℃くらい。
3週間ほど前は25〜26℃まで落ちた水温が、また27〜28℃まで上がっています。
水温低下時には、今年のマンタシーズンはどうなるものかと心配しましたが、今の水温がしばらく続けば、今年はマンタの当たり年になると予想します。
マンタが当たるか当たらないかは、夏季の水温に深く関わりがあるということを過去のデータが裏付けてくれてます。
マンタの繁殖行動と思える様子は高水温から1〜2℃下がったあたりから活発になります。
同じエイでもマダラエイは水温が24℃から26℃に上昇したあたりがその時期にあたり、普段は水底にへばりついている姿しか見れないのに、泳ぐメスを追いかけて複数のオスが連なる電車ごっこ状態が見られます。
マンタは水温が下がりだしたときに電車ごっこが始まる。
水温が上下を繰り返したときにはややフライング気味に集まっている状態も見られましたが、まだ本気でない様子。本気になったときはダイバーがいようがいまいが、目がハートになったオスが夢中でメスを追い回します。縦に連なったり同じ場所で複数がぐるぐる回ったり。
要するに、絶好の撮影コンデションとなるわけです。
ズバリ今年の予想は…4月の第2週か第4週から始まると思います。
ブラックマンタの群れを見たい方、撮りたい方への情報でした。
でも、予想が外れても私を責めないで下さい…。

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PROFILE
1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。
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