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海を愛する人のメモリアル・ストーリー(第2回)

美ら海に囲まれ生きてきた「うちなんちゅ」が沖縄で初めてのダイビング閲覧無制限

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体験ダイビング

先日、初めてのダイビング体験をした、海のない国・ネパールからやってきたロカさん。

そんなロカさんと一緒に、同じく初めてのダイビング体験でバディを組んだのがロカさんのバイト先の居酒屋「とり辰」店長・屋嘉部忠明(やかぶただあき)さん。

日本で初めて海を見たロカさんと正反対に、生まれた時から日本一美しい沖縄の海に囲まれたうちなんちゅ(沖縄県民)。

生まれて46年、これほど美しい海を目の前にして潜ったことがないなんて!
とダイバーなら思ってしまうが、意外と、うちなんちゅは潜ったことがないらしい。

「沖縄の人にとって、海は生まれた時からあるから、当たり前のもの。外の人からすごい海だと聞かされてそんなものかな~と。海は、潜るというより、バーベキューするところって感じ(笑)」

確かに、以前、オーシャナの記事の中で、東京在住の沖縄県人会の方10名にダイビングをしたことがあるか尋ねると、10人中9人の答えは”NO”。

あまりにも近すぎて海の価値に気が付かないこともあるが、子供を海に近づけないためか、小さいころから“海には危険がいっぱい”という認識を早い段階から教え込まれるそうだ。

「あと、高いというイメージもある。沖縄の人はみんなお酒が好きだから、1万も2万も使うなら、お酒に使っちゃう」

では、うちなんちゅがダイビングに興味がないかといえば、それも“NO”。

「僕はずっと前から興味があってやりたかった。最近、Facebookでつながった方が流している水中の美しい映像を見て余計にそう思っていました」

密かに海の中へ思いをはせていた屋嘉部さんは、Facebookのつながりを生かして、思い切って潜ってみようと、ロカさんを誘って体験ダイビングをすることに。

初めて海を見るロカさんと、46年海を見続けてきた屋嘉部さんという変てこなバディが誕生した。

屋嘉部さん(左)とロカさん(右)

屋嘉部さん(左)とロカさん(右)

海は立体的だった! 今度は自分の力で潜ってみたい

海へ行く前に、ショップでレクチャーを受ける

海へ行く前に、ショップでレクチャーを受ける

体験ダイビングの当日。
体を支えられながら不格好なバックロールで海に入るロカさんを眺めながら笑っていたが、いざ、自分がやってみると同じように不格好だったのはご愛敬。

「やっぱりいきなり思うようにはいきませんねー。ストレスはなかったですが、泳ぎにくかった」

体験ダイビング

しかし、海の中には、大変なこと以上の感動が待っていた。

「いや~、実際に体験したら別世界! これまで美しい映像はたくさん見てきたけど、本物の海の中は立体的だった。上も下もどこも、見渡す限り水の中で不思議な感じ。いつも見ていた海や映像で見ていた海の中とは、全然違う感覚が楽しかった」

体験ダイビング

生まれてからずっと側にあったはずの美ら海が、まったく違う景色に見えた。

どうして、もっと早く潜らなかったのだろうとちょっと後悔。
そして、思うように動けなかった悔しさも。

「今回はインストラクターの支えがあって潜ることができました。これはこれでとても楽しい体験でしたが、今度は自分の力で潜ってみたい。もっと自由になって楽しいんだろうな~」

早速、Cカードを取ることを決めた。

すぐ目の前、そして日本一の美しい海でのCカード講習。
うらやましい限りだ……。

海のメモリアル・ストーリーを自分だけの映像に残す

生まれて初めて海を潜った屋嘉部さんの“海のメモリアル・ストーリー”映像がこちら。

■屋嘉部さん体験ダイビング

■ショートバ―ション

「沖縄でも潜ってみたい人は実は結構いるんじゃないかな。でも、地元は意外と情報がない。そんなきっかけとなればとDVDはお店で流しています。食わず嫌いならぬ“潜らず嫌い”な人に、これを見てダイビングをして欲しい」

確かに、東京に住んでいても、意外と東京タワーには行かないし、東京のグルメは観光客の方が知っていたりもする。

そういう意味では、同じうちなんちゅからの発信は、沖縄県民のダイビングへの関心に繋がるだろう。

実際、屋嘉部さんがお店に来た人にダイビングの魅力を語ったところ、すでに何人ものうちなんちゅが「やる!」と言ってくれた。

「Cカードを取得したら、これも一生に一度のイベントだから、メモリアルDVDに残したい。そして、ダイバーになったら、今度は座間味の海で潜ってみたい。本島からすぐに行けて、映像を見るととてもキレイだから」

Cカード講習はまだ先のことだが、心はすでにダイバーの屋嘉部さんだった。

(構成・文/寺山英樹)

(撮影協力)
恩納村 Blue Leaf

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