モルディブ ガーフ環礁南下クルーズ アイランドサファリロイヤル乗船記
Maldives / モルディブ
赤道直下の神秘 ジンベエザメと夢のNight Dancing!
Maldives / モルディブ
赤道直下の神秘 ジンベエザメと夢のNight Dancing!
- Photo
- Takaji Ochi
- Text&Model
- Kaoruko Inou
- Special Thanks
- ワールドツアープランナーズ
- Design
- tomato
アフターダイビングはのんびりと水平線を眺めて
母船へは1本のダイビング終了ごとに戻る。帰船の度に食事やおやつが振舞われ、クルーズ中は、“ 食べては潜り”の幸せサイクル。体調や気分に合わせてダイビングをパスするという贅沢だってできる。ダイビングにはほとんど参加しないゲストもおり、聞けばなんでも、船尾でたばこを吸い読書をするのがこのクルーズの楽しみだと語る。
ダイビングの合間はポイント移動のため、母船が進む。トップデッキに寝転がり、モルディブの生暖かい風を感じながら水平線をぼんやり眺める……至福の時だ。
昼寝が終わったら船尾に吊るしてあるバナナを頬張りながら、そこに居合わせた人と海の話や人生の話。
マーレを出発した時にはまだ緑色だった吊るしバナナは、いつの間にか黄色に変わっている。初めは他人だった人も最後には仲間に変わっている。
アフターダイビングでは、そんな仲間と共に、ディンギーに乗って無人島に出かけたり、釣りをしたり、夕日を眺めたりして自由に過ごした。
サファリの醍醐味はダイビング三昧だけでなく、きっとこういう人とのふれあいや、仲間との喜びの共有にもあるんだろう。
モルディブのローカルフード“DHIVEHI KEUN”
DHIVEHI KEUN(ディベヒ・ケウン)とはモルディブ料理という意味。今船では最終日のディナーで振舞われた。キムチにも家庭の味があるように、これにも家庭の味のようなものがあり、作る人によって中に入れる具材が異なる。
今回はタロイモやかぼちゃ、サツマイモ、バナナなどの具材が並び、それをライス、ココナッツ、ライム、チリとガルディアと呼ばれる魚の汁を一皿に盛り、手で混ぜて食べる。
もしスプーンで混ぜてしまったらこの味は出ないとのこと。これが今まで出会ったローカルフードの中でもトップに躍り出る美味しさで、越智カメラマンと共に張り合うようにして食べてしまった。
ぜひ、自分の好みを見つけてもらいたい。