海中ジオパークを潜る
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Tajiri / 田後
日本海のもうひとつの顔と、そこに棲む生物たち
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Tajiri / 田後
日本海のもうひとつの顔と、そこに棲む生物たち
- Photo&Text
- 中村卓哉
- Special Thanks
- ブルーライン田後
- Design
- Panari Design
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ハマチトルネードに巻かれて
![突然目の前をハマチの群れが覆う](https://oceana.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/01/tajiri-nakamura-20180117-21.jpg)
突然目の前をハマチの群れが覆う
夏場のシーズン(7~8月)は「ヤマダシ」というポイントが熱い。この時期は回遊するハマチの群れが見頃となる。潮流はやや速いので中~上級者向けのポイントではあるが、船からアンカーロープ伝いに潜降するので耳ぬきなどで焦ることはない。
根まで少し泳いだら、動かずにハマチを根待ちするようなダイビングスタイル。そこまで激しい流れではないが、地形に沿って複雑に流れるタイプの潮流なので、沖合いの根まではガイドさんと同じコースを後ろからついて行ったほうが安心できる。
![「ヤマダシ」の待ち根でハマチを狙う](https://oceana.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/01/tajiri-nakamura-20180117-22.jpg)
「ヤマダシ」の待ち根でハマチを狙う
太平洋側で潜ることの多かった私自身、ハマチがこれだけ群れている光景はとても新鮮でかなり興奮した。「ヤマダシ」へは過去10回以上潜っているがハマチの遭遇率はほぼ100%。もちろん毎回大きな群れに当たるとは限らないが、かなりの高確率でハマチに出会える激アツなポイントである。
高密度な群れの写真を収めるためには、根からつかず離れずのらりくらりとホバリングしていると、時折群れのほうからこちらの様子を見にくる瞬間がある。そこでいかにハマチとの距離をつめられるかが勝負の分かれ目だ。プレッシャーをかけると散ってしまうので注意。潮流が速いときに根から離れるのは危険なので、ガイドさんの指示に従いながら、迫力のあるワイド写真をゲットしよう。
![川のように群れるイサキ](https://oceana.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/01/tajiri-nakamura-20180117-23.jpg)
川のように群れるイサキ