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Tajiri / 田後

海中ジオパークを潜る

日本海のもうひとつの顔と、そこに棲む生物たち

Photo&Text
中村卓哉
Special Thanks
ブルーライン田後
Design
Panari Design
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田後の珍客を紹介

メタリックな体が美しいムラサキダコ

メタリックな体が美しいムラサキダコ

菜種島の洞窟内でアジの群れを撮影中、突然ダッシュでこちらに向かってくる山崎さんが視界に入った。おもむろに水中ノートをこちらに向けると、瞬く間に洞窟の出口の方へ消えていく。

頭の中で一瞬見えた水中ノートの文字を復唱してみる。
「ムラサキダコ……。え!? あの激レアなムラサキダコが出現!?」

慌てて山崎さんが消えていった洞窟の出口方向へダッシュすると、ダイバーたちが群がる先にまぎれもなくムラサキダコの姿が。特徴である長いマントは岩肌に絡みちぎれていたが、マントをおとりとして懸命に生きようとする健気な姿に思わず目頭が熱くなった。

その後、ダイバーたちが洞窟を去り、ムラサキダコは洞窟の中を抜けると外洋の明るい海へと泳いでいった。しばらくその勇姿を見届けたが、光の中に消えていく珍客のシルエットに「ありがとう」と心の中で手を振った。

わずかに残ったマントを広げて優雅に泳ぐムラサキダコ

わずかに残ったマントを広げて優雅に泳ぐムラサキダコ

撮影で訪れるたびに田後の海はたくさんのサプライズな贈り物をしてくれる。エチゼンクラゲを初めて見たのもここだった。

体長1mくらいのエチゼンクラゲに遭遇

体長1mくらいのエチゼンクラゲに遭遇

そんな珍客との出会いはもちろん毎度興奮するが、小さなプランクトンや真っ青な笑いボヤ、ジオパークの地形も自分にとってはまったく初めての体験だった。普段潜っているこの海が大好きな山崎さんは、毎回一緒になって興奮して必死に伝えてくれる。

Special Thanks

ブルーライン田後
http://blueline.lolipop.jp

港まで徒歩10歩の好立地にありながら、広々とした店内に屋根付きテラスありという快適さ。メインのダイビングポイントまではボートで10~15分くらいと非常に近い。

フォト派もうなるほど充実したカメラやパーツ類も揃っている。忘れ物やトラブルにも即対応可能だ。 おまけにナイトロックスも完備。まさにいたれりつくせりで、訪れるゲストさんへの細やかな気配りが随所につまった気持ちの良いお店だ。

〒681-0071
鳥取県岩美郡岩美町田後37-1
Tel & Fax:0857-72-8520

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