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シニアダイバーズクラブZoom飲み会潜入レポート閲覧無制限

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3か月ほど前、シニア世代のダイビング事情について日本シニアダイバーズクラブ会長・市川雅紀さんにインタビューを敢行させていただいた。クラブの平均年齢は70歳。83歳でも現役でダイビングを楽しんでらっしゃるという話に、自分の中にあったいわゆる”シニア”というイメージは吹っ飛んでしまった。

通常は活発な交流をしているメンバーたちであるが、コロナ禍真っ只中ということもあり、会員同士の対面での交流は控えられているということであったが、現在は新しい方法での交流が始まっているという。シニアダイバーズクラブの新たな活動情報を入手したのでご報告させていただく。

コロナ禍でも交流を楽しむ、「Zoom飲み会」を開催中!

ご報告の前に、日本シニアダイバーズクラブの説明になるが、ダイビング好きなメンバーによって1994年に設立された任意の団体である。現在、30代~90代の約300名の会員が所属するダイバーたちのコミュニティとなっている。

日本シニアダイバーズクラブ会長市川さんに聞く!プラチナ世代から始めるダイビング

コロナ禍以前は、会員同士でのダイビングツアーや、さまざまな同好会が催されていたが、新型コロナの収束がままならない昨今、なかなか以前のようにはいかない。それならば遠隔で交流が楽しめるオンラインビデオ会議ツール「Zoom」アプリを使って交流をするのはどうかということで、会長の市川さん主導で「Zoom飲み会」を企画。

現在は、「Zoom飲み会」を通じて、海の情報を交換したり、メンバー同士が気軽に近況を語り合ったりする活動が出来ているという。開催頻度も高く、なんと毎週催されているというから、無理せず自分のスケジュールに合わせて参加できそうだ。クラブメンバーではない筆者だが、クラブの雰囲気を見るための気軽な参加もOKということで、今回、初参戦させていただいた。

カジュアルな雰囲気でリラックスしながらダイビング談義に花が咲く

当日、こともあろうに遅刻してしまったので、参加時には飲み会が始まっていた。既に18名ほどのメンバーが参加されており、会長の市川さんがファシリテーターのような感じで、参加メンバーそれぞれに自己紹介を促していらっしゃった。遅刻した筆者にも、メンバーの皆さまが優しく声をかけてくださり、無事自己紹介も終了。筆者の他にも途中参加の方、また途中で退出される方もいた。どうやら飲み会中の入退出は自由なようで、大変カジュアルな雰囲気。それぞれが自分のペースで楽しめるのが嬉しい。ただし、話が盛り上がりすぎてメンバー全員が一斉に話し出すと、Zoomアプリでは聞き取り辛くなるため、会長の市川さんが状況を見ながらメンバーたちに話を促したり、まとめたりしながら飲み会は進行されていく。堅苦しくなくいい塩梅でそういった配慮もされている。

シニアダイバーズクラブ

気になる参加メンバーはというと、北は東北から南は九州まで、それこそ日本全国から参加しており、イギリス、パラオなど海外から参加するメンバーも。「魚やサンゴが増えてきた」「混雑状況はこんな感じ」といったリアルタイムの現地情報が聞けるのも楽しい。現地情報以外にも、例えば「五島列島に行きたい!」とメンバーの一人が言い出せば、他メンバーたちが持ち合わせの経験や情報を駆使して、穴場スポット情報やベストシーズンなどのアドバイスをくれたりもする。

中には自作のダイビング動画を披露してくれるメンバーなど、情報交換は内容の濃いものになっていた。かといって、メンバーのダイビングキャリアも様々なので、参加に当たって変に気後れする必要はない。20代から30代にかけてダイビングを楽しんでいたが忙しくなって遠ざかっていたブランクダイバーもいれば、定期的にダイビングをしているものの、通年の本数は少ないダイバー、つい2年前にダイビングを始めたばかりのルーキーもいる。せっかくなので、シニアダイバーズクラブの「Zoom飲み会」に参加される理由について、メンバーの生の声をいくつか掲載させていただく。

●「ツアーへの参加機会が少ない私にとっては、ツアーに参加しないとお会いできないメンバーにも頻繁に会えるのは貴重なこと。また、実際にダイビングをせずとも、ダイビングの話ができるというのも嬉しい」
●「来年は引退かな、なんて思ってもバイタリティある先輩の方々と話すうちに、まだ続けようかなと元気をもらえる」
●「仕事の都合と金額の問題で、ツアーへの参加がなかなか難しかったが、Zoom飲み会ならパソコン、スマートフォンがあればどこでも参加できるので、気軽に参加できるようになった」

いままで距離やスケジュール、場合によっては金額の制限がかかっていたダイバー同士の交流が「Zoom飲み会」を通じて制限がなくなり、より活発な交流を生み出しているようだ。約2時間の飲み会を終えてみると、飲み会当初は18名ほどであった参加人数も、終盤には25名に増えて盛り上がりをみせていた。

会長の市川さんによると、週によって参加人数は異なるが、毎週一定数は参加されているという。様々なダイビングキャリアを持つメンバーと交流できることに加え、途中入場と退出が自由なこと、カジュアルな雰囲気で気取らず参加出来ること等々、魅力いっぱいなシニアダイバーズクラブのZoom飲み。筆者の様にメンバーではないけれど「クラブの雰囲気を見てみたい」という方は気軽に参加できるようなので、気になる方はこちらから問い合わせてみてはいかがだろう。

余談だが、飲み会中には「コロナ禍でTVショッピング中毒になってしまった」といったダイビング以外のとりとめもない話も飛び交っており、個人的にはそんな和気あいあいとした雰囲気が素敵だなと感じた。

(文:染谷遥)

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