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フレンドリー村井智臣のハッピー伊豆ダイアリー(第3回)

【動画付き】タスマニアの固有種スポテッドハンドフィッシュに会ってきた!長い手にふわふわエスカ…珍しい生態も紹介閲覧無制限

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行ってきたレポ

オーシャナのみなさんこんにちは! 
ダイビングサービスむらい。の村井智臣です。

みなさん、大型連休は潜りに行きましたか???
新しい「令和」の時代に入り、早速記事を書いていこうと思います!

今回はいつも潜っている伊豆を離れ、海外の海のお話です。

憧れの魚に会いたい!
スポテッドハンドフィッシュ

実は先日、タスマニアに行って潜ってきました!

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タスマニアと言ってもご存じない方もいると思うので、簡単に説明しますね。

タスマニアはオーストラリアの右下に位置する島で、オーストラリアの州のひとつ。太古の昔には大陸と地続きでしたが、やがて分離したため、タスマニアにしか生息しない固有の動植物も多く見られます。

タスマニアと言えば、タスマニアデビルを思い浮かべる方も多いですよね!
タスマニアデビルは、現在はタスマニア島にしか生息していない固有種。他にもウォンバットやカモノハシなど、オーストラリアの固有種も見ることができます。

島の大きさは九州より少し大きく、北海道より少し小さいくらい!(わかりにくい?笑)
人口は約52万人(僕の住む静岡県でも400万人弱)と少なく、自然が多く残る素朴な場所です。

日本からだと直行便がないので、シドニーやメルボルンなど主要な空港で一回乗り継ぎ、タスマニアの州都ホバートという場所を目指します。

先にタスマニアデビルの話をしましたが、実は海の中にもここでしか見られない固有種、スポテッドハンドフィッシュ(Spotted Handfish)というのがいるんです。

ハンドフィッシュはアンコウの仲間。その名の通り、ヒレを手のようにして泳ぐ(歩く?)んです!

たまたまネットでこのタスマニア独自のスポテッドハンドフィッシュの写真を見て、世の中にこんなにおもしろいカエルアンコウがいるんだー!と衝撃を受けて、いつかこの魚を生で見てみたいと思ったのがきっかけ。

今回、念願だった幻の魚に、ついに会ってきました!!

長い手にフワフワエスカ
かわいすぎる姿に感動!

先ほど、タスマニアの州都ホバートと紹介しましたが、このスポテッドハンドフィッシュはタスマニアの中でも、この街のビーチでしか見ることができないんです。不思議ですよね~!

普通の街のビーチです!(撮影/村井智臣)

普通の街のビーチです!(撮影/村井智臣)

しかも、普通の何でもないビーチがあって、そのすぐ脇の住宅街に車を停め、そこでセッティングしてトコトコ歩いていくというスタイル!笑

民家の横でセッティング(撮影/村井智臣)

民家の横でセッティング(撮影/村井智臣)

海の中はというと、一面砂泥底。地面に手をつくと中にズボズボーっと入っていくようなすごい泥質でした。

透明度は全体的に、4~5mといったところ。
なので少しでもフィンで砂を蹴るとモクモクして前が見えなくなるような環境なので、写真を撮るのも注意が必要です。

進んでいくと、水深6~7m付近、エントリーしてかわわりとすぐの場所にいました。
憧れのスポテッドハンドフィッシュです!!

ついに会えた!憧れのスポテッドハンドフィッシュ(撮影/村井智臣)

ついに会えた!憧れのスポテッドハンドフィッシュ(撮影/村井智臣)

いや~~、うれしかったですー!!
自分が想像していたよりも大きくて、体長は10㎝ほどありました。

これくらいの大きさ。意外と大きい!?(撮影/村井智臣)

これくらいの大きさ。意外と大きい!?(撮影/村井智臣)

僕が知っているカエルアンコウの仲間と比べると、全体的に体がスマート。
ヒレを広げるとすごく大きくて、特に頭の上についている背びれがすごくかっこよかったです。

あと、手(胸びれ)が長かったのにはビックリしました!!
恐らく、普通のカエルアンコウと比べて、1.5倍くらいの長さなんじゃないかと思います。

手が長くてびっくり!(撮影/村井智臣)

手が長くてびっくり!(撮影/村井智臣)

それからエスカ(疑似餌)もちゃんとありました。上唇のすぐ上から伸びていて、先端は小さな白い綿毛のようにふわふわになっていて、すごくかわいかったです。

いや~、エスカを振っている姿も見てみたかったんですけど、撮影している間もほとんど微動だにしないんですよー!笑

ふわふわのエスカ。こんなに寄っても逃げない…笑(撮影/村井智臣)

ふわふわのエスカ。こんなに寄っても逃げない…笑(撮影/村井智臣)

それから、カエルアンコウの特徴であるエラの場所ですが、このスポテッドハンドフィッシュも他の仲間と同様、腕(胸びれ)の付け根にちゃんとありました。
動画もあるのでぜひ見てみてください!

タスマニアの固有種スポテッドハンドフィッシュ

実はスポテッドハンドフィッシュは絶滅危惧種なんですよね……。
なかなか会えない魚なので、これでもか!というほど時間をかけてじーっくり観察してきました。
本当に感動しました!!

地球上にはこんなにおもしろい、変わった魚がいるんだなぁと、とても感慨深かったです。

正面からもかわいい♪(撮影/村井智臣)

正面からもかわいい♪(撮影/村井智臣)

読んでくださっているみなさんと、少しでもこの感動を共有できたらうれしいです。

これからも伊豆だけにこだわらず、世界中のいろいろな海を追い求めて、潜り続けていきたいと思います!

村井智臣さん
プロフィール

村井智臣さんプロフィール

伊豆でのガイド歴23年、現在はダイビングサービスむらい。のオーナーガイド。村井ちゃんの愛称で親しまれ、老若男女問わずファンが多い。
伊東を拠点とし、東西南を問わず伊豆のさまざまな海を潜っている。生物にも詳しく、確かなガイド力でナビゲート。底抜けに明るいキャラクターと、かわいらしいスレートの会話&生物のイラストも魅力。
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