パプアニューギニア・ダイビングイベント「Two Faces of PNG」開催レポート
2013年4月17日(水)、パプアニューギニア・ダイビングイベント「Two Faces of PNG」が開催されました。
会場の「りせっとカフェ虎ノ門」は100名を超えるゲストが集まり大盛況。
まずは、パプアニューギニア政府観光局の山田隆さんより、2013年、パプアニューギニアが打ち出した新コンセプト”Two Faces of PNG”についての紹介。
「日本の1.2倍もの広さを持つパプアニューギニア。
季節や目的に合わせてベストな2つの海の組み合わせを選んで、ひとつのツアーで2つの海を楽しもうというコンセプトです」
■企画特集「一度の旅で2つの海を欲張る!? パプアニューギニア“Two Faces of PNG”」
続いて、パプアニューギニア・ダイビング協会会長のマックスベンジャミンさんによる挨拶。
「美しいサンゴのリーフを始めとする手つかずの自然が残るパプアニューギニアの海に、ぜひ遊びにきてください」
そして、PNGアンバサダーの鎌田多津丸氏の進行のもと、PNGに精通するスピーカーたちによってパプアニューギニアの魅力をスライドや動画と共に紹介されました。
カメラマンの細田健太郎さんの写真で印象的だったのがラバウルの海。
激戦地として知られるラバウルの海といえばレックダイビングという印象でしたが、そんなイメージをくつがえす華やかな写真の数々。
「撮影で潜ってみて、とてもカラフルでイメージが変わりました」
PNGジャパンの山辺登さんは、自らが撮影した動画と共にケビエンの海を紹介。
12月をのぞいてほぼ1年中潜れるシーズナリティやリゾートライフの充実が印象的でした。
カメラマンの中村卓哉さんは、メジロザメ13匹に遭遇した時の写真や群れを成して発光するヒカリキンメの写真など、貴重な写真の数々を紹介。
特にキンベ湾で撮影した、バラクーダとツバメウオが一緒になって渦巻くシーンには、ゲストから思わず「おぉ~」と感嘆の声が上がりました。
また、石川肇カメラマンの撮れたてほやほやのトゥフィの映像も上映。
貴重なハシナガイルカの水中映像や抜群の透明度、濃密な海の映像は見ごたえたっぷり。
スライドトークショーで前半が終わり、後半は立食パーティー。
「9月に行くと決めていたので、実際にどんな海か知りたくて参加しました。2つの海を楽しめるのは、気が多い私にはピッタリです!」
「参加してみて、パプアニューギニアは、船でしかいけないリゾートなど、秘境っぽいイメージですね」
「ヒカリキンメが見てみたい!」
「ガイドのユカさんに久しぶりに会えて嬉しかったです。でも、海とのギャップに驚きました(笑)」
写真について聞きたいゲストやパプアニューギニアの生の情報を得たいゲストはスピーカーに熱心に話しかけ、実際に行ったことのあるゲストたちは思い出話に花を咲かせたり、現地から来ていたガイドとの再会を喜んだりと、思い思いにパーティーを楽しんでいるようでした。
ビスマルク海、ソロモン海、サンゴ海に囲まれ、1年中潜れる手つかずのパプアニューギニアの海。
「いろんな海を潜りたい!」という欲張りなダイバーには、新コンセプト“Two Faces of PNG”はオススメです。