「全国潜り歩き」神奈川@葉山 後編

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前編は→こちら

ダンゴウオの撮影に没頭していると、てる殿が呼びにくる。

水深が10㍍より浅いので、わしのカメラだとハウジングいらず

てる殿のスレートを見ると、「ピンクのダンゴウオがいます!」と書いてある。
赤、緑は有名じゃが、ピ、ピンクとな!

ついて行くと、てる殿がゴロタをひっくり返して探しだす。
普通のダンゴウオは根・表面の海藻なんかに乗っていることが多いが、
ピンクのダンゴウオはゴロタの下に隠れているらしい。

ほどなくして……

ピンクのダンゴウオ発見!

怖っ!

じゃが、ヘンテコじゃが愛いヤツじゃのう。
ちょいと古いがキモカワイイ。
昔、宮城県の女川で見たフウセンウオにも見えるが、
神奈川県立「生命の星・地球博物館」のお魚博士・瀬能宏殿が
ダンゴウオとおっしゃっているそうじゃから、ダンゴウオなんじゃろう。

ふむ。見れば見るほどおもしろい。
こやつを見るだけでも葉山を潜る価値ありじゃぞ。

さらに、てる殿がスレートで「今、売り出し中」と指さす先にいたのは……

あんだ、ちみ!?

あ、いやわしが生物に詳しくないだけで、コモンイトギンポというそう。

ギンポのくせに巣穴から体全部を見せる大胆不敵な露出狂。
動きがウナギのようで、こちらもキモカワイイ。
見ていて飽きないが、割と動きが速いので撮影は結構難しい。

そして、最後は神奈川県を潜ったど〜!

すまん。ゲストの方々が背後霊のように……

エグジット後にシカ殿が「和尚、葉山の海で一句」。
無茶ぶりじゃが、リクエストにお応えして、では一句。というか、短歌。

礒遊び
いっぱい歩けば
海遊び
キモカワの棲む
海藻の森

すまぬ。イマイチ!(笑)

葉山はエントリー場所まで岩場をけっこう歩くのじゃが、
途中で礒遊びをしている子供たちがいっぱい。
そんな中を歩いて海に向かっていると、
葉山の海遊びは礒遊びの延長なんじゃなぁと実感。

ピンクちゃんやウナギ犬、ウミウシなどキモカワイイ系の棲む海藻の森で、
タンクを背負ったハイパーな礒遊びを楽しんでほしい。

実際、てる殿も礒遊びが大好きで、
最大水深10㍍程度の範囲でじっくり観察、撮影させてくれるぞ。

ダイビング後は美人女将シカ殿お手製の「しらす丼」を食べ、

シラスとマヨネーズとポン酢のゴールデン・トリオ

旅の資金集めに即席の販売会を開き、

買っていただいた皆様、ありがとうございます

勢いあまってカメラにもサインしたりして、

楽しい1日はあっという間に終わり。


Dコミュ号にNANAのステッカーを貼る

さあ、次の目的地へ!

★今回、和尚がお世話になった《ダイビングショップNANA》へ突撃取材!
http://diving-commu.jp/pr/item_3908.html

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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