砂と岩と海と @鳥取県・田後
日本全国潜り歩き@鳥取県・田後(たじり)
■場所は→こちら
やってきました、鳥取県は《ブルーライン田後》!
今年5月にオープンしたばかりの鳥取県唯一(たぶん)のダイビングサービス
寺脇康文クリソツなオーナーの山崎英治殿とダイエットが急務の松原仁殿
鳥取に関するわしの乏しい知識(偏見ともいう)では、鳥取といえば砂。
砂地の海岸線ではきっと遠浅の海に違いないと漠然と思っておったわけじゃが、
「日本の渚100選」にも選ばれている浦富海岸に立って見ると、
目の前に広がるのは切り立った岩が連なるリアス式の大パノラマ。
浦富海岸の中でも特に絶景の城原海岸 Q.和尚はど〜こだ?(答えは末尾)
なんでも、ここ田後(たじり)のある岩美町は、
読んで字のごとく、〝岩が美しい町〟として知られ、山陰の松島とも呼ばれているそうじゃ。
「この海岸線の景観が水中まで続いているんです」と山崎殿。
期待が高まるのう。
お店の庭にあった変なきゅうり。新聞社に取材されておった
海岸線には遠浅広がる良質のビーチも。鳥取一の海水浴スポット
ということで、お店の目の前の港からボートに乗って出発!
行くぞ!
オープンしたばかりで広大なエリアをスポット開発中。
そんな中、山崎殿がイチオシの「ヤマダシ」という、な〜にんもない大海原の隠れ根へ。
ロープを伝って潜降すると、根の上で出迎えてくれたおはスズメダイの群れ。
そして、海岸線で見た景色がそのまあ水中に広がり、
地形好きのカメラの精・まこ社長は大興奮。
波の浸食によって削られ、荒々しい景観を作り出している
わしはといえばコブダイに夢中。同じ根を周遊しているので何度も会えるが、
近づけそうで近づけない絶妙の距離でこちらを観察している様子。
証拠写真程度じゃが……
小物生物も探せばいっぱいいそう。
オルトマンワラエビ
やたらというシロウミウシとイガグリウミウシ
エビ・カニが好きそうな環境も。昨年も登場したビシャモンエビなど夏はエビ・カニにも期待
鳥取初ダイビングは、水深がやや深めということもあり、あっという間に終了。
鳥取=砂という貧しい発想を覆す、大迫力の地形ダイビングとなったのじゃ。
この「ヤマダシ」、これからのシーズンはハマチの大群にも期待とのこと。
■昨年夏「ヤマダシ」に登場したハマチの大群
http://www.youtube.com/watch?v=4qFVmgsdjD4
でもやっぱり鳥取といえば砂丘(笑)。
1本目の後に、昼食を兼ねて鳥取砂丘へ。
まずは、「浦富海岸島めぐり遊覧船」の船乗り場で腹ごしらえ。
名産のイカを前面に押し出したイカ墨カレーとイカ墨ソフトクリーム。
■鳥取の名産品がいっぱい
コクがあってカレーがうまい! ソフトクリームは見た目のインパクトだけ
そして、やってきました、初めての鳥取砂丘。
広っ! 思わず「うお〜〜」って叫ぶテンション。
しかし、その先にはさらなる感動が。
海岸線に向かって砂をのぼり、砂山の頂上に到着した瞬間。
視界一面に海が広がり、そして海の音が押し寄せてくる。
砂山が防音壁の役割をしていて海の音が聞こえなかったんじゃのう。
この自然の演出は思わず「うわ〜〜」ってなるぞ。
ここで、まこ社長が「1番傾斜のきつい砂山から全力疾走で駆け下りて」と。
はい? なんで、そんなことしなくちゃならんのじゃ?
「だって、普通の観光みたいでつまらないんだもん」
ということで、走りましたとも、鳥取砂丘。
■鳥取砂丘爆走の動画は→こちら
そして、噂には聞いていたが、本当におった。ラクダ(笑)。
そりゃ、乗るわな。
生まれも育ちも日本のシェリーちゃん。お行儀悪く唾を吐くので猿ぐつわが……
軽くボッタクリ感……ゴホン。需要と供給の絶妙なバランス
観光した後は港に戻って2本目。
Cカード講習中の皆様とご一緒に海岸近くの菜種島へエントリー!
大迫力の1本目とは異なり、水深も浅くのんびり真鯛ウオッチング。
こちらに興味があるのか何度も何度も近づいてくる。うまそう
夜は山崎殿が住む鳥取市の駅前繁華街まで出て、
鳥取の味が楽しめる居酒屋で親睦会。
鳥取ダイバー大集合。1番大口を開けた元気印は山崎殿の奥様
イワガキのシーズン。でかっ! ポン酢をかけてちゅるりとひと飲み
スキル魂を注入!
大盛り上がりの親睦会、終了〜。
大将と
夜の街をふらふら歩いていると誘惑がいっぱい。
つい、足がよからぬ方へ向かうが、まこ社長に羽交い絞めにされて、
雰囲気のいいバーの個室で二次会。
やっぱり一番大きな口を開けている山崎殿の奥様
夜はふけていくのじゃった……。
泊まりは《汐風の宿 浦富海岸》。広くて快適。主人もダイバーh
A.和尚を探せ!の正解はこちら
後編へ続く。