男だらけの渡名喜とな! @沖縄
今日は念願叶って《ブルーフィールド》の船で渡名喜島へ!
島の周囲12kmという小っちゃな小っちゃ渡名喜島。
渡名喜村は、近くにある入砂島(無人島)と渡名喜島だけで成り立つ、
日本で2番目に小さな自治体じゃ。
■場所は→こちら
「ニューくめしま」という名前でもわかるように、
久米島行きのフェリーのついでにこっそり立ち寄る島で、ダイビングサービスもない。
■もっと詳しい渡名喜島は→こちら
沖縄本島のガイドでもあまり潜ったことのない島で、
この日も取材をきっかけに水野殿が周囲のお店に声をかけたところ、
スタッフ間の争奪戦が起きたそうな。
《ブルーフィールド》の休日スタッフも遊びで参加。
結果、船の8割がガイドで(笑)、10割が男(泣)という猛者ボートに。
ということで、男だらけの渡名喜とな!
海が当たりますよ〜に。むさっ!
港を出発し、およそ1時間30分、島が見えてくる。
右手には粟国島、島のはるか向こうにはかすかに久米島が見える。
周囲は人を寄せ付けない岩壁じゃが、
二つの山の間が人の住む集落で、目の前は穏やかなビーチ。
船内は男がわさわさといっぱい。
この日は南風が強く、波も割と高いが、なんせガイドばっかりの猛者ボート。
なんのそので1本目は「ブルーホール」。
うすっ。
岩礁に近づくと波が渦巻くが、
かげへ回り込むと流れの一切ない穏やかな白砂が広がる。
白砂から右手の壁に空いた水深18〜19mの横穴に入っていく。
入ってすぐ、見上げれば水深7mの根上に続く縦穴。
しばらく進むと、右手に大きな横穴が口をぽっかり。
見事な横穴でこれぞ洞窟といった感じ。
透明度もよく船上の揺れが嘘のような穏やかで透明度のいい海で、
光の闇のコントラストを楽しむ1本。
なぜか、棚の上にはゼブラハゼがいっぱい
2本目は渡名喜が〝カメの島〟と呼ばれるゆえんともなっている
ダイビングスポット「アンジェーラ口」。
その名の通り、アンジェーラ浜の沖、港の入口にあるスポットで、
カメの住むスポットとして知られておる。
水野殿は泳ぎ回って1ダイブでなんと115匹のカメを見たそうな。
さてさて何匹のカメに会えるかのう〜♪
エントリーし、カメのいる場所を目指す。
すると、いたいたカメカメ、もしもしカメカメ。
こっちを見ているカメ、逃げるカメ。
横を見ればカメ、上を見てもカメ。
あっちへカメ、こっちへカメ。
近づいてカメ。
およそ15分ほどの間にカメ7匹。
他の2チームは20匹と1匹と極端なので、いる場所が決まっておるのじゃろう。
ちなみに1匹チームはエグジット後に「やっちまった〜」と(笑)。
ケラマの人に慣れ過ぎたカメと違い、
こちらのカメはシャイでなかなか近づけない。
アオ、アカ、タイマイと見られるが、見た感じアオが多い。
ケラマの人をなめたタイマイさんには大接近
■カメさん動画
http://www.youtube.com/watch?v=CI5fppIHyOw
根の上にはカスミチョウチョウウオやカマスの群れなんかも。
そして、いよいよ渡名喜を代表する「五六の崎(ぐるくのさち)」へ……
といきたいところじゃったが、さすがの猛者チームでも死にかねない
うねりとなってきたので断念。
残念じゃが、楽しみはまた今度ということで。
ということで、最後は男チームということで、ケラマを代表する「男岩」へ。
男だらけの男岩
見上げる地形の勇ましいこと。
色彩鮮やかなソフトコーラルが群青色によく映える。
根の上には潮に抗うキンギョハナダイの群れ。
岸壁のところどころに亀裂が走る。
最後はドリフトで流されるがまま。
大物は気配のみで終わったが、迫力ある地形と激流という男らしい1本。
安全停止中、ダウンカレントにハマるおまけつき。
■詳しくは→こちら
おっさん達がキャッキャ言いながら海で遊ぶ姿は、
気持ち悪いが、それはそれで素敵な光景じゃった。
いつまでも少年。海の前では大人も子供じゃ。
明日は、沖縄随一のレックダイビングスポット「USSエモンズ」。
なんとなく15日は避けたかったので、17日はいい日かもしれない。