環境問題に立ち向かう5人の若き英雄たち

現在、最も深刻になっている地球温暖化。
世界では、国際スピーチで反響を生んだグレタ・トゥーンベリさんの他にも、若き環境活動家が存在している。
小さな身体で、環境問題という大きな人類の課題と闘っている彼女たちの想いに耳を傾け、心を動かして欲しい。
今回は、そんな若き英雄5人をピックアップして紹介していく。

オータム・ペルティエ

(2004年9月27日生まれ)

カナダ南東部、先住民族地域で生まれ育つ。
彼女が8歳の時、大叔母であるジョセフィン・マンダミンの影響から、地元のコミュニティの反対運動に参加。
カナダのすべての人々が清潔な飲料水を利用できていない現実を目の当たりにし、本格的に水資源保護活動を始動した。

「子どもたちが”綺麗な水とは何か”を知らずに育つことはありえない」と水に対する平等の権利を呼びかけ、アニシナベ部族連合によって最高水責任者に指名されるまでに。
役職は以前、彼女の大叔母が担っていたものであり、時を経て次世代へと受け継がれているのだ。

https://instagram.com/autumn.peltier?igshid=1mwa9hn3xdz1f

マリ・コープニー

(2007年7月6日生まれ)

マリ・コープニーが生まれた米ミシガン州フリントでは、水道水の鉛汚染が問題となっていた。
まだ8歳だったマリは、当時の大統領であるオバマ氏に手紙を送る。
心を打たれたオバマ氏は自らフリントを訪れ、決して清潔では無い水道水を飲んだのだ。

その後、国から水道設備の修理費用として1億ドル(約110億円)の助成金が交付され、水質汚染の見直しが行われた。
現在に至るまで、マリは非営利団体と協力し、寄付金を元に今までに2万5000人以上の子どもたちに学用品や清潔な水を届けている。

https://instagram.com/littlemissflint?igshid=1v0exonc9n0t1

シエ・バスティダ

 (2002年4月18日生まれ)

シエ・バスティダが生まれたメキシコのとある街では、街の発展のために工場が密集し、幼い時から遊んでいた川が汚れていく被害にあった。
いわゆる環境レイシズムと呼ばれる環境汚染の原因となる建物が、社会的・民族的な少数派の人々の住む地に集中するという悪影響を受けたのだ。

その現実が彼女を動かし、2015年アメリカへ移住。
ニューヨークを拠点に、先住民のルーツを活かして、主に水質問題に関するスピーチを行っている。
世界中の人たちが考えて行動しより地球を愛することを願い、今日も声を上げている。

https://instagram.com/xiyebeara?igshid=msx6if35qecw

カトリン・フンク

環境先進国であるドイツで生まれたカトリン・フンク。
就職がきっかけで名古屋に移住し、毎週日曜日には「Sunday Pick Me Up」というゴミ拾い活動を行っている。

世界で大きく問題視されている環境問題だが、ほとんどの人はなかなか行動に移すことができない。
「まずは自分にできる小さなことから意識してみて欲しい」と彼女は語る彼女の熱意に、私たちはもちろん、これから生まれてくる新しい命のためにも、少しずつ未来を共に変えて行きたいと心が動く。

https://instagram.com/_kaykey?igshid=13yitzed807iz

アイシャ・シディカ

青年活動家、気候科学者と協力し「ポルターズ・アウト」という同盟を組んでいるアイシャ・シディカ。
汚染企業が気候に影響を及ぼすことを阻止するために立ちあがったのだ。

2019年には新型コロナウィルスの流行により、デモ活動が難しくなったものの、SNSを有効活用し「#pollersout」を用いて投稿することで、デジタルストライキを行っている。
今の状況に怯むことなく戦い続ける彼女たちに背中を押された人も少なくはないだろう。

https://twitter.com/AyishaSiddiqa12/media?lang=ja

イスラ・ヒルシ

(2003年2月22日生まれ)

アフリカ大陸北東部の紅海とインド洋に面した国、ソマリアで生まれ育った彼女。
彼女の母国では、かなり厳しい干ばつに見舞われて水がない状態が続いていたが、国や世界の人々がその現実について見て見ぬふりをしている。
発展途上国で起きている問題を、誰も話題にしようとしないのだ。
幼い時から社会意識が高く、学校の環境活動グループに参加したことが彼女にきっかけを与え、全米で数百の学生主導のストライキの組織を調整するなど、さまざまな取り組みを行っている。

https://www.instagram.com/jamie_s_margolin/

世界規模、地球規模の問題etc.…余りにも大きすぎて、目を背けたくなるのも事実。
しかし、若者たちが明日を切り開く前に、私たち大人が輝く未来を約束するのが本来あるべき姿ではないだろうか。
自分ができる身近なことから行動に移すことで、それがいつしか人類の習慣・文化と発展していくはずだ。

環境問題というのは、自然界だけの課題だけではなく、人権にも深く関係しているということをまずは知って欲しい。
そして、今この瞬間も、人生を賭けて戦っている人々がいるということも。

Text:Natsuki Matsuda

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