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【チューク基本情報】沈船ダイビング(レックダイビング)のメッカ、ミクロネシア連邦のチュークの潜り方&ポイント解説閲覧無制限

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行ってきたレポ

Chuuk Tourism.Nely

陸の基本情報(場所やアクセス)

ミクロネシア連邦のチューク州は、西太平洋に位置していて、4つの諸島と14の環礁※から成り立っている。

※環礁……元々島の周りを取り囲むようにサンゴ礁が定着したものが、島が沈んでサンゴ礁だけが輪のようになってつながっている状態のもの。

人口は約54,000人、全部で約290の小島で形成され、そのうち40ほどの島に人々が生活。
そのなかでも、世界最大級の規模を誇るチューク環礁に囲まれているウエノ(旧称:モエン)島は、チューク州の州都だ。
チューク国際空港があり、ダイビングをする際の拠点となる島である。

あまり観光地化されておらず、山も多く豊かな緑に覆われ手付かずの自然が広がっている。1年を通して26〜28℃と温暖な気候で、流れている時間はとてものんびり。

日本が委任統治していた過去があり、その時代に作られた”日本灯台”があったり、言葉でも”弁当→ベントウ”や、”ドーナツ→テンプラ”など日本の名前が使われているものも少なくないので、探してみるのもおもしろい。

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チュークへ行くにはグアムでの乗り継ぎが基本となっている。
4日間でも行くことはできるが、潜れるのは半日~1日。
短くても5日あると嬉しい。

海の基本情報

<潜り方>

基本的にはボートダイビングがメイン。

有名な沈船エリアを巡るダイビングや豊かなサンゴ礁でのんびり潜るスタイルが一般的。
初心者から上級者まで楽しめるポイントが点在しているので、自分に合ったレベルで潜ることができる。
多くのポイントは10~20分ほどのエリアにあり、遠い場所で約1時間。

沈船の多くにはブイがついていてロープが沈船に繋がっているので、そこからエントリー、エキジットを行い、同じ場所に戻ってくるスタイル。
アウトリーフではドリフトダイビングのポイントも多い。

<エリア・ポイント解説>

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レックダイビングのメッカであるチューク。
巡洋艦や潜水艦、タンカー、貨物船などが80隻海底に沈んでいて、環礁内であるインリーフだけでも40隻もの数。

日本の統治時代、日本海軍の要衝として巨大な基地と化していて多くの船が停泊。
第二次世界大戦終戦前、米軍機動部隊の空襲を受けて沈んでしまった船たちだ。

今は世界中からダイバーが集まるポイントになっていて、これだけの数があるので1ヶ所にダイバーが集まることがほとんどなく、ゆっくり楽しむことができる。

特に有名なのは、旧日本海軍の航空機運搬船「富士川丸」で、全長130m以上ある船体はほぼ原型を留めており、映画「タイタニック」の水中撮影のロケ地としても利用された。
また「平安丸」は全長160mと、チュークに沈む沈船の中で最大級の大きさだ。
大きい沈船は1ダイブでは到底1週周りきれなく、同じ船でもさまざまルートがあるため、何度潜っても新たな発見ができる。

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外観や備品等はもちろんのこと、長年水中にある沈船はさまざまな生物が棲むリーフにもなっていて、ギンガメアジやバラクーダ、ツバメウオの群れ、色とりどりのソフトコーラルも楽しむことができる。

また「シャークアイランド」は、名前の通り、小さな無人島の近くにサメが生息しているポイント。
近くの根がクリーニングステーションとなっていて、グレイリーフシャークやブラックチップシャークなど比較的穏やかな性格のサメを観察することが可能。

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アウトリーフに出ると、さらに透き通った透明度と豪快なドロップオフ。
チューク環礁の外側にあるもう一つの環礁、キミシマ環礁では、透明度が50m超えることも珍しくない。

ドリフトダイビングで楽しめる「エッジ・オブ・クオープ」では、色鮮やかなハナゴイやエイやウミガメなどの大物、かわいらしいクマノミやハゼなど、マクロからワイドまで幅広く楽むことができる。

また、アクティビティや宿泊として島での滞在もオススメ。

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某TV番組で「世界の絶景100選」1位に選ばれて有名になったジープ島やフォノム島は、ウエノ島からボートで30〜40分ほど。
無人島で、あるのは白い砂浜とヤシの木、1、2棟のコテージだけ。
宿泊人数も限られていて、人数が多ければ島を貸切にすることもでき、まさにプライベートビーチ。
新月の日は満点の星空が目の前に広がる。

<シーズナリティ>

11〜4月が乾季、5〜10月が雨季となっているが、雨季といっても一日中雨が降る日はほとんどなくスコールが増える程度。
この時期は、台風や熱帯低気あるが発生することもあるが、基本的には風が弱く海は穏やか。
キミシマ環礁などのアウトリーフへの遠征はこのシーズンがベストだ。

乾期では季節風の影響で風が強く吹くことが多い。
波が高くなるのでアウトリーフへは行きにくくなるが、 環礁に囲まれたインリーフ内にある沈船ポイントなどは波風の影響を受けにくいため問題がない場合がほとんど。

レックダイビングについて

チューク(撮影:Motoki Kurabayashi)

そもそもレックとは「難破船」を意味しており、一般的にレックダイビングは、海底に沈んだ船の周囲を潜ることを指す。
チュークは世界一のレックダイビングのダイブサイトといっても過言ではなく、世界中からレック好きダイバーが集まる場所だ。
日本にも沈船はあるが、船内詮索までできるポイントはなかなかないので、貴重な体験ができる。

レックダイビングというと難しい印象を持っている人が多いかもしれない。
もちろん水深が深く一般の装備では行けない沈船もあるが、水深10〜20mの場所にあるものも多いため、ダイビング初心者でも十分に満喫できる。

船内詮索をするときは閉鎖空間で暗い場所もあるので、行う場合はそんな状況でも落ち着いて潜れること、また周りにぶつからない中性浮力のスキルなどは必須。
潜る前のブリーフィングをしっかり行い、必ずガイドの指示に従うことが大切。
詳しくは次の記事で説明していこう。

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パプアニューギニアの国営航空会社。25都市に就航しています。機内食の味付けが日本人好みと評判です。2018年9月〜首都ポートモレスビーと成田空港間にチューク直行便が就航しましたが、今は運休中。今後の復活に期待が高まります。

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