はじめてのご近所ダイビング@葉山


今日は《DIVING SHOP NANA》さんにお世話になり、
初めてのご近所ダイビング@葉山

このお店は藤沢っ子のまこ社長が湘南つながりで出会ったお店で、
ガイドのテルさんは同世代のイケメンガイド。
事前にまこ社長が「和尚と行きます」と伝えたら「怒られたりしませんよね?」と
何だが軽く誤解されていたようだったが(笑)、
会えば同世代ということもあり話も弾み今後もいろいろ遊んでくれそうな予感。

ダイビングのメンバーは、
一緒にモルディブに行くナハハさん、まさとさん、まこ社長と僕。
さらに、潜りはしなかったが途中から「オッサンばっかりだな」と
ぼやく本人も見事なオッサンである一色さんが加わり、
恐ろしいくらいのオッサンズな1日。夢も希望もない(笑)。

平日に集まる堅気でない人々(さてダメ人間は何人いるでしょう?)


しかし、逆に考えると、昼間っから水中写真を見せあいっこして
オッサン同士がキャピキャピできるダイビングとは、
客観的な絵づらはさておき、何だか素敵

初めて潜った葉山の海は、
遠浅なのでエントリーするまでに岩場を結構歩くことになるのだが、
歩いていて「このデジャブ感は何だろう?」としばし考えていると、
日本海の越前でのビーチダイビングを思い出す。

エントリーしてみるとやはり越前の世界。

いや、葉山を先に潜っていれば、
日本海に潜ったときに「葉山みたいだ」と思うのであって、
ただ先か後かの問題なのだが、日本のあらゆる海を潜っていると、
ついつい比較してしまう癖がある。
違う海であるはずなのに見つかる共通点や
同じようでいて違う微妙な差が楽しく、
こういう楽しみが長年潜ってきてよかったと思うことのひとつだ。

伊豆より日本海に近い印象なのは、カジメ林の広がる風景。

伊豆などより黒潮の影響が少なく遠浅の葉山は、
水温が低く浅い水深の岩場に茂るカジメの条件にぴったり。
これは越前も同じ。越前と同じような、
なだらかに岩場が海の中へと続いているエントリー口を歩いていて
「何だか懐かしい、この感じ」となったわけだ。
最近、すぐに水深のとれる伊豆ばかり潜っていたので何だか新鮮。

水中の生物も日本海と似ていて、
チャガラやキヌバリ、メバルなどがたくさん見られるが、やはり越前とは違い、
キヌバリの横縞は6本だったし(日本海のは7本)、ウツボもいた(越前にはなぜかいない)。
また、伊豆の生物もたくさんいて、
ミナミハコフグの幼魚やハタタテダイの幼魚などいわゆる季節来遊魚のアイドルも発見。

そんな伊豆でも日本海でもない海で潜る磯遊び的なダイビング。ハマりそう。

とはいうものの、正直なところ一般的には海は地味。
雑誌の特集では地味なのにMAXのときの海の写真を並べ、
美辞麗句を並べて無理やりすごい海にしてしまう。
しかし、ダイビングではなくダイビングスタイルというかダイビングライフを
楽しめるダイバーにとっては、地味なことは実はそんなにたいした問題ではない。

家から35分で海につかれて、午前2本潜ってランチでしらす丼を食べる。
そして、14時には水中写真を見ながらまったり過ごしていて、
17時には家に着いているダイビングスタイルは、
3時間かけて行く日帰り伊豆ツアーより時に魅力的かもしれない。

それに、海を口実に初めて会った人たちとお喋りをして
(日記を読まれているばかりに少し恥ずかしかったりするけど)、
「今度潜りましょう」とか「来週モルディブで」なんて言うのは、
海が地味とかどうとかを超えて、何だか悪くない。
これがダイビングとも言える。たとえそれがオールオッサンでも(笑)。

初めてのご近所ダイビング。ハマりそう。

ただ、今日は僕も含めて女性がいないと実力の半分くらいしか
出さない人たちばかりだったので、
今度は無理やりにでも女性も呼ばないとだ(笑)。

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登録
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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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