尻の穴は呼吸している

こんなニュースを見て思わず反応。

【バカドリル】 鏡をつかっておしりの穴を見よう
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=737522&media_id=1

親しい友人は知っているが、僕は高校時代、
まったく同じことを実際にしている。

というか、僕に言わせればこの穴の見方は甘い。
もっと足を後方まで持ってきて(後方でんぐり返しの途中な感じ)、
足を床に着いた上で尻の穴を見ないと、
体も安定しないし、穴は本当の姿を見せてくれない。

始まりはたわいのない会話だった。
「もん毛と尻毛は違う」という議論が馬鹿者たちから巻き起こり、
尻の毛を観察しようと思ったのだ。

親が仕事のときを見計らって下半身丸出し。
そして、手鏡で尻の穴を含む周辺を見てみる。
尻の割れ目に沿うようにもん毛が生えていた。ショック。

思春期の僕はヘソ毛以上にもん毛がどうにも許せなくて、
手鏡を見ながら全部むしりとった。ちょっと血が出た。
そして、その最中、あまりにもあり得ない体勢でたびたび足をつった。

もん毛を観察していると驚きの発見もあった。
なんと、尻の穴が呼吸をしているのだ!

たぶん、体勢が原因ではあるのだろうが、開いたり閉じたりするのである。
例えるなら、エサを求めるコイのよう。口をバクパクバクパク。

ここで好奇心から来る意味不明の衝動。
開いた瞬間、指を入れてみよう。
開いた瞬間に穴に指を入れて、閉まる瞬間に抜いてみようと思ったのだ。

思春期の衝動は誰も止められない。
かくして、穴が開いた瞬間、
小指を入れて、閉まる瞬間に「ひょ〜あぶね〜」とか言いながら、
入れたり抜いたり。

指を入れた瞬間、穴は指をくわえようとシュッと口を閉じる。
しかし、コツをつかんだテラ青年は、
この腹をすかせた獰猛な生物に「バ〜カ、やられてたまるか」と余裕。

しかし、人間コツをつかむと、エスカレートする、
もっと深く指を入れてみよう。

それまで第二関節ぐらいだった小指を、
そっと、しかし大胆に指の付け根まで入れてみる。

イテ、イテテテテテ!

引っ込めそこねた小指は、獰猛なこの生物の餌食に。
尻の穴はキュッと締まり、指をくわえたまま放してくれない。
体がびっくりして、体がピンと一直線に伸びる。
いや、むしろ反り気味。

しかし、そんな状態になっても奥深く入れた指は取れず、
尻に小指を入れたままもんどりうつ。

頭は開けたいのに、穴は異物にびっくりしてキュッと締まる。
この姿は誰にも見せられない……。
焦りまくって、意を決して無理やり指をひっこ抜く。
脂汗をかき、下半身丸出しで「ハァハァ」と息も荒いが、
とりあえずホッと胸をなでおろす。

そして、小指をクンクン。

思春期とは馬鹿である。

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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