偏見ダイバー①ショップ
変態的体育会系のダイビングクラブでダイビングを始めた僕は、
いろんな偏見を持って育ってしまった。
■ダイビングショップへの偏見
先輩のお下がりの器材を使い、1日3000円くらいで潜っていた僕からしたら、1日2万とか3万とかで潜るショップのダイバーは、完全に「だまされている人」だと思っていた。いや、本当に。
それに、週に2度プールで泳がされ、休日は葉山の海でスキンダイビング練習。さらに、海洋練習では「アイコンタクトのタイミングがなっていない!」と叱られたりしていた僕は、ショップダイバーは「危険なダイバー」、「ふざけた潜り方をする人たち」とも思っていた。いや、本当に。
バリバリのショップダイバー出身の相棒まこっちゃんのドライスーツに名前が思いっきり書かれているのを見たときも、「なんて、かわいそうな奴なんだ」と思ったものだ(笑)。今では金ピカな僕をまこっちゃんがかわいそうな目で見つめている。
しかし、いろんなダイバー、ショップと付き合ってきて、ショップの価値も実感。いろいろな友達ができて、手配や運転など煩わしいことを引き受けてくれるショップでダイビングをするのは楽しいだろう。
それに、「ショップは悪!」と決め付けているベテランダイバーたちは、結構面倒くさい人が多い。ショップのゲストたちと潜ったほうが何だか楽しそうでもある(笑)。
もちろん、中には囲い込みの嫌な雰囲気や器材の押し売りという問題もあるだろうが、いろんなショップがあるし、本人の意識とお金と納得のバランスの問題でもある。風通しさえよければいいのだ。
僕がファンダイバーでお金に余裕があるのなら、面倒くさがりなので、行きつけのショップにひとつ器材を預けておき、もうひとつ自分で持っておいて、ショップとサービスとセルフを使い分けるのが理想。自分で計画して潜るのも楽しいが、身ひとつで駅でピックアップされて、世話をされながらダラダラとイントラにくっついて過ごす1日も楽しい。
今でもショップツアーに行きたいけれど、僕の場合、何となくお互い気をつかってしまうのでなかなか縁がなくて残念だ……。
■ウエイト・リカバリーのスキル動画
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_2301.html
■マンボウのこと
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_2293.html