続・心配です……
週刊誌っ子の僕。
嫌でも話題の女詐欺師事件や島根殺人などについて考えることになる。
そこで、一番気になることは、
被害者の写真。
いや、何もマスコミと肖像権の問題を論じようというのではない。
以前から気になっていたが、鳥取の女詐欺師事件でつくづく思ったのだ。
だって、
46歳の被害者が学ランて……。もうギャグの世界。
不謹慎にも笑ってしまった後に切ない気持ちに。
騙され、殺された末に、ツメ入り着せられてあんまりだ。
過去の顔写真なんて、あんまり見られたいものではない。
特に女性の場合、
容姿に関してはブラッシュアップし続けて「現在」を生きる。
それを学生時代の化粧っ気のない顔や
バブル時代のワンレンの顔を掲載されたら本人は相当嫌に違いない。
島根の被害者も当初学生時代の幼い顔写真で、
「きっと大学生できれいになっているはずなのになぁ」と思っていたが、
最近、きれいな顔写真が出てきて、なんだか良かったなぁと。
ここからが本題。
これらの事件を通してふと思う。自分が殺人の被害者だったら?
記者たちはどうやって僕の面取りをするのだろう?
最もポピュラーなのは卒業アルバムだろう。
中学の卒業アルバムの場合。
「熟女連続美人局事件」被害者
最中に心臓を一突きにされ絶命した寺山英樹さん(34)
高校の卒業アルバムの場合。
「睡眠薬腹上死殺人事件」被害者
死に顔は幸せそうだった寺山英樹さん(34)
まずい。まずいぞ、アルバム。
お調子者だった学生時代はこんな写真ばかり。
僕のウッカリとか浅はかな部分が前面に出て同情が得にくい。
いやいや。きっと優秀な記者は、
きっとすぐに僕の著書にいきあたるはず。うんうん、きっとそうだ。
著者紹介の場合。
「平成の阿部定事件」被害者
「歯、立てすぎやろ〜!」と絶叫しながら出血多量死した寺山英樹さん(34)
まずい。著書もまずいぞ。
同情どころか自業自得で済まされる危険性もある。
いやいやいや。今やネット社会の現代。
記者だってまずはネットで僕の画像を検索するに違いない。
ということで、グーグルで「寺山英樹 画像」と入れて検索してみよう。
グーグル最上位画像の場合。
「SMパブM男悶絶死事件」被害者
鼻フックにパンツ一枚で発見された寺山英樹さん(34)
グーグル、おい。ってか、こら。
ネットに漂う数ある僕の画像の中から、よりによってなぜこれ?(泣)
自分の死後も全力で心配です……。
■実験君! 音の常識vs野生のカン
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