高砂淳二氏が石巻で写真展「地球と出会う旅」を開催 12/16にはトークイベントも!

自然写真家・高砂淳二氏(以下、高砂氏)の写真展「地球と出会う旅」が、2023年12月2日(土)から2024年2月25日(日)まで石巻市博物館にて開催される。高砂氏の故郷である宮城県石巻市で開催されるこの写真展、どんな展示が見られるのだろうか?

写真家になって38年間の変化や気持ちの変遷を100点を超える作品で追体験

高砂氏の海や自然への想いが生まれた、宮城県石巻市。ここにある「石巻市博物館」で行われる写真展「地球と出会う旅」は、高砂氏が38年間世界中をめぐって撮影してきた軌跡をたどれる展示内容となっている。2022年に自然写真界の世界最高峰といわれるロンドン自然史博物館主催写真コンテスト「Wildlife Photographer of the Year 2022」自然芸術部門において、高砂氏が最優秀賞を受賞したことは記憶に新しいが、この受賞作品「Heavenly Flamingos」をはじめ100点あまりの作品が、それにまつわるエピソードや高砂氏の想いとともに展示される。

ほかにも愛用のカメラ機材や秘蔵のポジフイルム、撮影風景の展示、スライドショーの投影など盛りだくさんの内容が企画されている。また、12月16日(土)にはトークイベントも予定されているという。ぜひ石巻へ足を運び、高砂氏の集大成ともいえるこちらの展示を多くの方に楽しんでいただきたい。

高砂淳二氏コメント

今回の写真展では、38年前に水中カメラマンとしてスタートした写真家人生が、どのような気持ちの変化などがあって地球全体を撮る自然写真家になっていったかを、100点を超える写真と文章で追体験していただくような形の展示となります。
先住ハワイアンとの出会い、故郷(石巻)を飲み込んだ東日本大震災、地球環境の変化やプラスチックごみ被害の目撃など、さまざまな出来事の中で変化してきた自然に対する想いを、垣間見ていただけるものと思います。ぜひ石巻にいらしていただけたら幸いです。
  • ■開催期間:2023年12月2日(土)~ 2024年2月25日(日)
  • ■会場:石巻市博物館
    宮城県石巻市開成1-8(マルホンまきあーとテラス内)
  • ■開館時間:9時~17時(入館受付は16:30まで)
  • ■休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日(木)〜1月4日(木)
  • ■観覧料:一般600円 / 高校生300円 / 小中学生 200円

自然写真家・高砂淳二氏特別インタビュー 「足るを知る」ことが、今の私たちに大切なこと

高砂淳二
高砂淳二
写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て、1989年に独立。地球全体を仕事の場として、水中から空中まで自然の瞬間を捉え、野生生物、風景、自然現象、星を撮影しながら、世界中を旅している。著書多数。ニコンTHE GALLERY、東京ミッドタウン富士フイルムスクエア、渋谷パルコ、阪急百貨店、コニカミノルタプラザ、ザルツブルク美術館などで作品展を開催。2008年、外務省主催の太平洋・島サミット記念写真展「Pacific Islands」を担当。テレビ、ラジオ、雑誌、トークイベントなど幅広いメディアに出演し、自然への思いや自然と人間との関係を伝え続けている。2018年には宮城県の「みやぎ絆大使」に就任。海の環境NPO法人「OWS」理事を務める。また2022年、世界で最も権威のある写真賞のひとつであるロンドン自然史博物館が主催する「Wildlife Photographer of the Year」の自然芸術部門で、日本人初の最優秀賞を受賞。

Website:https://junjitakasago.com/

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PROFILE
大学時代に慶良間諸島でキャンプを行い、沖縄の海に魅せられる。卒業後、(株)水中造形センター入社。『マリンダイビング』、『海と島の旅』、『マリンフォト』編集部所属。モルディブ、タヒチ、セイシェル、ニューカレドニア、メキシコ、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなどの海と島を取材。独立後はフリーランスの編集者・ライターとして、幅広いジャンルで活動を続けている。
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