わの子
憧れである反面、決して届きそうもないその距離感に少し寂しくなる女性。
それが、わの子。
ジェネレーションギャップと割り切るのは簡単だが、
自分がおっさんであることを痛感させられる存在。
それが、わの子。
誰だそれ?
つまり、「私は」を「私わ」と書き、「こんにちは」を「こんにちわ」と書く女性。
“は”ではななく”わ”と書くので、僕の中でいつしか“わの子”と命名される。
小さいことではあるが、一事が万事ということもある。
わの子は、最初はちょいと頭悪そうに見えもしたがそれは大間違いだと気づく。
眉毛に例えてみよう(なぜ!?)。
僕らが高校生のとき、ちょうど眉毛を整える習慣が定着しかけていた。
僕も上下をやや整え、オッサンたちの眉毛を見て「生えすぎだし!」と思っていた。
逆にオッサンたちは「男が眉毛など整えやがって」と、
眉を細めることに、眉をひそめていた(うまい!・笑)。
しかし、今や僕がオッサンになり、どんどん細く、鋭角になる若者の眉毛を見て
「つーか、細いし! 青いし!」などと思っているわけだ。
たまに、鋭角過ぎて”驚いた顔”のままの高校生もいる。
ジョーフィッシュか。
物事はまずはどんどん加速していくものなので、やがて眉は太さだけでなく、
長さも短くなり、ちょび眉みたいなことになる。
そして、今度は、そこにあることさえ許されなくなり、眉毛は上に移動し、
おそらく麻呂の位置に戻るだろう。
時代は巡るのである。そして、巡った後は、反動がやってくる。
誰かが「ってか、眉毛、上すぎね?」と言い出し、
やがて眉は元の……って、何の話をしてたんだっけ?
そうそう、わの子。
つまり、わの子は未熟さと若さ、肉食と感受性の狭間を生きる、
僕にとっては眩い存在。そして、ジェネレーション(だけではなないんだけど)のリトマス試験紙。
「素敵な子だな〜。お近づきになりたいな〜」と思っても、
わの子さんだとわかった瞬間、オッサンじゃ話合わないんだろーなー、
圏外決定だなーと(泣)。
そんなわけで、はの子に安心する30半ばなのでした。
■潜水事故レポート(分析)の読み方
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_5219.html
■タイ・クルーズ募集中〜
http://diving-commu.jp/pr/item_5100.html