お正月太りが気になるダイバーさんにおすすめの食事とは?
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
年末年始、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
長期休暇が取れる方、そうでない方もダイビング旅行をされている方は楽しい年越しを過ごす事ができたでしょうか?
旅行といえばおいしい食べ物をたくさん食べる機会が多いかと思いますが、それに加えてお正月といえば「正月太り」が気になってしまいます。
では、なぜ正月太りが発生するのか。そもそもなぜお正月は太りやすいというのが定説なのでしょうか。
ただ単に、親戚などで集まる機会が増えるため、おいしいお料理を食べる機会が多くなるという事や、大人数で集まれば賑やかで楽しい雰囲気になり、自然とお酒や食が進んでしまうということなのでしょうか。
実は、正月料理というのは昔から保存食としての役割も持っていた料理だそう。
そういった意味合いから、塩分が高いものが多くなっているそうなのです。
塩分を摂りすぎるとどうなるでしょう。
体重を増加させる要因となる「むくみ」の発生を促してしまいます。
体液の塩分濃度が高まるとそれを薄めようとして余分な水分を身体が溜め込んでしまいます。
その結果、脂肪などに関係なく体重が増加してしまい、一気に太ったように感じてしまうのです(一日の食塩摂取量は10g以下が望ましいといわれています)。
もし、むくんでいるかなっと感じたときは、足首の少し上を指で20〜30秒間押さえてみてください。
指を離したときに、指の跡がくぼんでしばらく残れば、体がむくんでいると確認できます。
必要以上に塩分を摂りすぎてしまい、むくみを感じた場合は、運動をすることやしっかりとお風呂に入り発汗してあげましょう。
料理別塩分量で比較してみると和食が一番少なく、洋食、中華の順に塩分量は多くなっていくようです。
何を食べるかにより変動はありますが、料理をする過程で香辛料や調味料を多く使用している海外でのお料理(欧米料理、中華の中でも特に北京料理、タイ料理)の食べ過ぎには気をつけてください。
年末年始をダイビング旅行で海外で過ごした方は、特にこの「正月太り」には注意してみる必要があるかもしれません。
もちろん、塩分にさえ注意していれば大丈夫というわけではありません。
当然ながら、食べた分だけ身体に吸収されますので食べ過ぎれば体重増加は避けられません。
また、冬の寒さから身を守ろうと、身体が自然に脂肪を蓄えようとする時期でもあります。
食べ過ぎ、飲み過ぎで後々後悔しないように、自己管理を徹底しておきましょう。
年末年始で疲れた胃腸をいたわる「七草粥」
皆さんは、長期のダイビング旅行から帰ってきたら、まず一番に何を食べたいと思いますか?
私の周りで小さなアンケートをしてみたところ、ほとんどの方が「納豆とみそ汁」と答えてくれました。
飲み会や宴会、旅行先での多国籍料理、おいしいお料理を満喫した体は意識的には満足しているかもしれませんが、実際にはかなり疲れているものです。
特に胃腸は日常生活より稼働も増え、疲労し荒れてしまっている事でしょう。
そんなときに「納豆とみそ汁」というのはまさに胃腸を休ませてあげるのに最適な食事ですが、その他に、古くから伝わる料理に「七草粥」というものがあるのをご存知かと思います。
これは一月七日に作って食べる料理で、春の七草と呼ばれる「セリ」、「ナズナ」、「ゴギョウ」、「ハコベラ」、「ホトケノザ」、「スズナ」、「スズシロ」を入れて作るお粥の事。
この七草粥はその年の無病息災を願って食べられる料理であり、またお正月に荒れた胃を休めるといった意味を持っているともいわれています。
年末年始の胃腸の疲れを取るとともに、今年も病にかかることなく健康で楽しくダイビングができますように。
そんな願いも込めて心身ともに美しく、新しい年を良い体調でスタートさせるために身体をリセットさせてあげましょう。
美の館オーナー 美沙子