2017年の干支は酉(とり)! ダイビングで会える(かもしれない)鳥たち
今年の干支は、酉(とり)ですね。
私たちダイバーにとって、魚が干支入りしていないのは残念。
ということで、「酉の語源は鳥ではない」とか「強引だろ!」というご指摘は“とり”あえず置いといて、鳥にまつわる魚をまあまあ無理やり集めてみました。
酉年の2017年、ダイビングで今年の干支に会いにいきましょう!
羽があって鳥みたい!?
水中で鳥のように飛ぶ魚
大きな翼で優雅に飛ぶ……といえば、やっぱりこの魚!
マンタです。
その様子は泳ぐというより“はばたく”という表現の方がぴったり。
さらに、名前からしてもっと鳥っぽいのが、こちら。
トビエイです。
飛んでるうえに、英名は「eagle rays」。
訳すと「ワシ・エイ」です。
確かに口がワシのクチバシに似ているような(たぶん)。
そして、颯爽と泳ぐ姿はワシのようです(たぶん)。
誰もが納得の、水中のワシです! (たぶん!)
そして、忘れてはいけないのが、水中で飛ぶのではなく、実際に空気の世界で飛んじゃう有名な魚。
そう、トビウオです。
「飛魚」と書いて、トビウオ。
飛んでます。
飛ぶために内蔵を軽くしているといわれているぐらい飛びたい願望が強い魚です。
ヒレを羽のようにして飛んでいる姿はまさに鳥そのものですが、残念ながら若干、低い……。
大空で飛べる日は来るのでしょうか。
鳥に似ている魚たち
鳥の名前を持つ魚たち
お次は、鳥に似ている魚たちをご紹介。
魚の顔といえば、こちら。
ブダイですね。
ブダイの英名は「White–spotted parrotfish」。
訳すと「白い斑点のオウム」になります。
オウム。
言われてみると、岩をガシガシかじる口元雄は、鳥のくちばしのようです。
オウムつながりでもう一種。
イシダイですね。
え? 鳥に似てない?
そう、イシダイの場合は、英名が「parrot bass」。
訳すと「オウム魚」なのです。
ということは、イシダイもオウムに似ているということになるのかも。
がんばれば口元が見えなくもないですが……。
海のなかは、オウムが多いですね。
和名と違って、英名は愛称に近いものもありますが、名前に鳥が潜んでいる魚を探すと結構いるようです。
さらに、英名の中に鳥を探してみると……。
ハナゴンベです。 綺麗ですね〜。
英名は「Swallow tail Hawk fish」。
訳すと「ツバメの尾のゴンベ」です。
なるほど。
確かに尾びれがスッと伸びていてツバメの尾と似てなくもないです。
強引感はいなめませんが、次いってみましょう。
最後は、一番、鳥っぽい名前ですよ!
クギベラ。可愛いですね。
英名は、ずばり、「Bird wrasse」。
訳すと「鳥・ベラ」です!
シュッと伸びた長い口で餌を啄む姿が、鳥に似ているというところからついたそうです。
ベラが地面の餌をチョンチョンって啄んでる姿…
確かに似ていると言われればそんな気も…
鳥っぽい名前№1のクギベラ。
沖縄など日本でも見られるので、これは会いにいくしかありませんね。
水中で見られる本当の鳥たち
鵜です。
世界中には、他にも水中にエサをとりに飛び込んでくる鳥がいるので、運がよければ、ダイビング中に本当に鳥が見られることもあるのです!
こちらに人気者もぜい水中で見たい鳥。
ペンギン。
かなり無理矢理感がでましたが、ペンギンも立派な鳥ですので。
ガラパゴスなんかでは、ペンギンと水中で遊べるるんですよ!
今年も素敵なダイビングライフを
結果、今年の干支である鳥は、水中でこんなにもたくさん見られるということになりますね。
全部見たら、2017年すごくいいことがありそうじゃないですか!
何が言いたいかというと…
2017年も素敵なダイビングライフを送っていきましょう。
今年もよろしくお願いします。
HAPPY NEW DIVING YEAR
(構成・文/マンタ林典子)