水中カメラマンになる! オーストラリア1周潜り歩き(第1回)

水中カメラマンになりたい! 仕事を辞めて、オーストラリアに潜り歩きの旅へ

この記事は約5分で読めます。

新谷美絵

はじめまして、Yoshieと申します!

水中カメラマンになるという夢を目指し、仕事を辞めてオーストラリアに旅立つことに。写真を撮りながら一周グルっと潜り歩く予定です。

でも、何をしたらよいのかもわからず、ツテを頼って、水中カメラマンの中村卓哉さんに相談すると、オーシャナを紹介していただきました。

編集長の寺山さんからは、「『潜りたいから水中カメラマンになろっと』というポップでシンプルな動機と行動力は素敵。未知数過ぎるけど、将来、巨匠になって、恩人を紹介する番組に呼んでもらって、『私は初めからわかっていました』って言えることを夢見て応援します(笑)。とりあえず、自分のこと書いてもらえますか? 水中カメラマンになろうと行動したストーリーが面白そうなので。その先は、企画が具体化しそうならってことで」と言われました。

ということで、自己紹介させてください!

1989年、岡山県の山手村という人口4000人の超ど田舎な村出身の私は、東京に憧れて大学の時に上京。
卒業後は看護師として働いていました。

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誘われて始めたダイビング
いつのまにかとても大きな存在に

24歳のときに友達にダイビングを誘われ、真冬にCカードを取得。
その時のイメージは、寒い、重い、汚い……。でも、不思議な感覚。

しかし、半年後、夏に沖縄へ潜りに行ったら、冬のダイビングが嘘のように、きれいで気持ち良く、器材も軽い!
印象が真逆に変わりました。
海とダイビング仲間たちとの楽しすぎる時間を知り、そこからダイビングへの猛烈な好奇心が成長し続けてしまったのです。

その後、ダイビングのことを知りたい一心でインストラクターまで取得し、潜りたいという理由で、仕事も正社員から派遣に変更。繁忙期は伊豆大島へ行き3ヶ月間働いたりもして、そこでもさまざまな人と出会い、自分の中のダイビングの世界がどんどん広がっていきました。

同時にコンデジを持って私の写真の歴史がスタート。
さらに、魚ともっともっと遊びたいということで、講習を受けてリブリーザーも購入しちゃいました。

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そして、昨年潜りに行ったモルディブで、インストラクターから一眼レフカメラを借りる機会があって、ファインダーをのぞいた瞬間、「なにこれ、やばい。ものすごく楽しすぎる! 」と、言葉にならないくらいの興奮と感動。
我慢できない私は、帰国後に即購入し、本格的に写真を撮り始めることにしました。

オーストラリアに行くきっかけは
まさかの盗撮事件!?

元々いろんな場所に行きたい欲が半端なくあり、知らない場所を見て、潜って、撮って、感じたいと思っていました。

カメラマンになったらいろいろなところにも行けるし、写真も撮れる!
そのあたりから、カメラマンになりたいという思いがムクムクと。

以前からワーホリを考えていたこともあり、今年の4月にオーストラリアビザを取得。
いつ行くか明白ではなかったものの、さまざまな場所を周りながらたくさんの写真を撮りたいと考えていました。

そんなことを考えていた矢先、住んでいたシェアハウスで、まさかの盗撮事件が発覚!

家を解約しようかどうか、新しい家を探そうかどうか悩んでいたところ、友達に「これって(オーストラリアに行く)タイミングなんじゃない?」と言われ、私も「そうなのかも!」と思い、オーストラリア行きを決定。

即日、勤めていた病院に、「1ヶ月後に仕事を辞めてオーストラリアに行きたいです」ということを伝えると、「本当に海が大好きなんだね。いってらっしゃい!」と温かく受け入れてくれて、その夜に送別会を開いてくれるという優しさ(泣)。

たくさんお世話になり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

ついにオーストラリアへ!
ドタバタの生活がスタート

看護師を辞めて3日後、早速オーストラリアに旅立ちました。

ちなみに親にはなかなか言えず、出発する3日前にくらいに言おうと思ったら、先にSNSで知られて連絡が……(笑)。
心配かけてごめんなさい。

というわけで私は今オーストラリアにいます。
一眼レフはマクロレンズしか持ってなかったのですが、出発前にワイドも購入。

計画としては、最初にセカンドビザを取るためのファームを終わらせ、あとはずっと潜り歩きながらオーストラリアを一周する。
ファーム中も少しずつ移動しながら、休みの日に潜っていく予定です。

日本で情報が乏しいポイントをどんどん攻めたいと考え中。

でも、面積が日本の20倍もあるオーストラリア。
器材など荷物も多いし、なにで移動しよう……。

考えた結果、車を買えばいいんだ! ということで、さっそく中古車を購入。

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そんな中、もちろんお金は着々と減っていく。
潜るのにもお金が必要だし、どうしよう。

……よし。 交渉だ!

ブログを更新し、ショップを紹介。その代わりにディスカウントで潜らせてもらい、写真を撮れるように交渉することに決めました。
英語力はゼロだけど潜るためにはそれしか道はない。NG覚悟で挑戦し、どんどん攻めていくぞ!
やってみないと分からないですし、今はすべてにワクワクしています。

そして、これが私の活力!

こうしてシナリオなしのオーストラリア生活がスタート。

オーシャナさんにも、「企画にちゃんとテーマがあって、日本人に知られていない、マーケットが未開拓な海だったら、協力できることあるかもね。具体化したら教えてください」と言っていただいきました。

ひょっとしたら、またここでレポートさせていただくかもです!

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写真に関してはまだまだ初心者ですが、たくさんの写真を撮りたいと思っています。

きれいなだけの写真を撮るのではなく、生き物、岩、海藻、水、光のすべてを感じ、それぞれの生命を撮る。
写真を見ている人も、その場にいることを感じられるような写真を撮る。

そして、ダイバーだけでなくさまざまな方への情報発信と、自然の不思議なパワーを伝えたい。

日々の出来事に関してはブログで更新しているので、そちらもぜひチェックしてください。
写真に関してアドバイスなどいただけたらとても喜しいです(笑)。

今後とも、拙い私ですが、ぜひよろしくお願いいします!

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writer
PROFILE
1989年、岡山県生まれ。
大学で上京し、卒業後は看護師として働く。
24歳のときに友達に誘われてダイビングを始め、その後イントラまで取得し、リブリーザーも購入。

ダイビングのために仕事も正社員から派遣に変え、繁忙期は伊豆大島で3ヶ月働いていたことも。
コンデジで写真を撮っていたものの、一眼レフを初めて借りれる機会があり、使ってみたらものすごく楽しく、感動して、即購入。

元々いろいろな場所に行って、潜って、感じたいという思いが半端なく強く、カメラマンになったらいろいろなところに行きながら写真が撮れる! ということで、水中カメラマンになりたいという思いがムクムクと成長。
いろいろなタイミングが重なり、仕事を辞め、ゼロになってオーストラリアへ渡った。

オーストラリアを一周潜り歩きながら、水中カメラマンを目指していく。
英語力は今のところないが、生活のためにもブログで紹介する代わりにディスカウントして潜らせて欲しいと交渉しながら、日本で情報が乏しい場所なども攻めていきたいと思っている。
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