ダイブミュージック part3

どうも
なんとか副部長の中の人です。
トップのエントリーに自分の恥ずかしい写真が掲載されているのもどうかと思いまして(といいつつ記事にリンクを貼っている)、ダイブミュージック第三弾をお送りしたいと思います。
さて、第一回はスカ第二回はジャングルビートを提案してきたわけですが、今回は90年代の初め頃に、私の中でブームになった「シューゲイザー(shoegazer)」一派を、提案したいと思います。もう、当初の目的(ダイビングのブランドイメージ向上)をすっかり忘れ、単なる自分の若い頃の趣味の紹介コーナーと化しているように見えますが、そんなことはありません、多分。


さて、みなさんご存知のように、ダイバーは、それぞれの潜り方の趣向によって、いくつかの「派」に分けられることがあります。例えばマンタやジンベエなど、大物を見ることに情熱を燃やす「大物派」、ケーブやグロットなど、豪快な地形を飛ぶように潜るのが大好きな「地形派」、とにかく生物観察が好きで、滅多に見られない稀種とかに興奮してしまう「フィッシュウォッチング派」、預言者ムハンマドの時代から積み重ねられた「慣行」(スンナ)を守っている「スンニ派」、第四代カリフのアリーを預言者ムハンマドの後継者とし、彼の子孫をイマームと奉ずる「シーア派」などなど。
この中の「フィッシュウォッチング派」でも、特にマニアックなのが「マクロ派」と呼ばれる人たちです。最初の頃は、かわいいハゼとかエビカニ、ウミウシとかを眺めているのですが、病が進行すると、汽水域の浅瀬のドロ沼に潜って、水中で腹ばいになり、ほとんど動かずに海底に棲むドロハゼとか、さらにわけのわからない生き物(ボビットワームとか、ミミックオクトパスとか)をひたすら眺めることに喜びを感じ始めたりします。
一方、冒頭で説明したシューゲイザーというのは、その名の通り、ライブ中に客席に視線を向けず、ひたすら下を向いて(靴を眺めて)演奏している人たちという意味なのですが、80年代後半から90年代にかけて、ポップで耽美的なメロディに、ノイズを絡めたような音を出す人たちが、そろってそんな風なかんじだったことから、この名で呼ばれるようになりました。
というわけで、まさにダイビング界のシューゲイザーというかフィンゲイザーたる、マクロ派のテーマソングとして、ぴったりではないかと思うのですが、いかがでしょう……ちょっと無理がありますか? はいはい、本当は「my bloody valentineフジロック来日決定記念」です。
My Bloody Valentine – Only Shallow

というわけで、フジロックで再結成(正確には解散してたわけではないですが)が発表されたmy bloody valentine。シューゲイザーと呼ぶのは、失礼な気もしますが、曲のタイトルもOnly Shallow=“浅瀬のみ”で、まさにマクロ派にぴったりではないかと思うのですが、いかがでしょう。無理がありますか……はいはい、本当は「my bloody valentineフジロック来日決定記念」です。
Slowdive – Shine

こちらはマイブラのやや劣化バージョンという感じのSlowdive。実は個人的にはあんまり好きじゃないけど、「スローダイブ」というバンド名が、まさにマクロ派にぴったりなので採用してみました。
Lush – Superblast

12弦ギターを歪ませた独特なギターサウンドと、幻想的な女声コーラスの重ね方が超キュートなLUSH。ヴォーカルの女の子はミキちゃんといって、ハーフジャパニーズのイギリス人です。もはやどこもマクロ派と関係ありませんが、ミキちゃんかわいから。
というわけで、そろそろこのダイブミュージックもネタ切れな感じがいなめませんが、ときどきどさくさにまぎれて、趣味の紹介を続けて行こうと思います。
おまけ
Lush – Single Girl/Ladykillers

1曲目の間奏のところの「ウーワッ」っていうところがすごいキュート。

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