バイバイ、殿さん
ダイビングを15年やそこらやっている方(僕がそのくらい)、ならインドネシア、バリ島のダイブ&ダイブス、というお店の名前は聞いたことがあるだろう。
バリの日本人ショップの草分けで、各地を開拓し、新しい海を見せてくれたショップである。
そこのオーナー殿塚さんが亡くなられた。
僕が以前勤めていた時に助手として、バリや各地に赴き、ガイドをしていただき、日本でも一緒に飲ませていただいた方だ。
屈託のない笑顔と誰にでも優しい目を今でも思い出す。
やんちゃな大人、という感じで子供と同じ輝きの目を持っていた。
僕らみたいな後輩にもフレンドリーでホント、一緒にいて楽しい方だった。
そら豆が好物で東京で飲んだ時もそればかり食べていた。
ガイドだけに留まらず、バリの図鑑を発刊されたり、アグレッシブに活動されていた。
最後にお会いできたのは数年前のバリ取材のとき。夕食を一緒にさせてもらった。
相変わらずの優しい目と「ちゃんづけ」で僕を呼んでくれる愛すべき先輩だった。
思いつくまま書いてみた。
彼の海に対する思い、接し方、少しでも学べたら、と思う。
バリへ行ったら殿さんという人がいたことをぜひ思い出してください。