残圧への不満

多くが取材で潜っていたので、
一般のファンダイビングの感覚とズレることがある。

そのひとつが「残圧に対する考え方」。

ダイビング

どうやら、エグジット後に残圧たっぷりだと不満を感じる人が多いらしい。

当然といえば当然かもしれないが、
「減るな、減るな〜」と祈るダイビングばかりしていた
僕からするとあまりない感覚だったので新鮮。

そんなことをガイドさんに話すと、
「結構、当たり前のことですよ」とのことで、
25分のダイビングでも残圧40なら納得するのに、
40分のダイビングで残圧70だと「まだあるのに〜」不満に感じたりするらしい。

そうした不満を解消するために、最初から充填を減らしたり、
ときには「残圧を減らせる」コース取りという考え方もあるとのこと。

もちろん、残留窒素に余裕があるにもかかわらず
お店の都合でいつもより残圧が多く残る場合もあるだろう。

しかし、浅ければ長く潜っていいというわけでもないので
(浅場でも遅い組織に窒素はたまる)、
「ダイコンのデコが出ないギリギリを、エアをギリギリまで吸えて得した」
という考え方が危険なのは間違いない。

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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