学科講習(ウラ編)☆イントラ復帰への道

イントラ復帰への道

前回の学科講習で、和尚はおもしろおかしく、
そして偉そうにみやじーを叱ったりしていたが、
裏舞台を知る中身の自分としては、冷や汗ものだった。

仕事を理由に予習をきっちりやってこなかったみやじーであったが、
自分も同じ理由で学科講習の予習を行なったのは前日の午後。
すぐに、たったの半日で思いだそうとした自分の見通しの甘さを痛感……。

講習生が見る教材を自分が見ないわけにも行かず、まずはDVDを見る。

熟睡。

ハッと起きて途中から見直す。ということを繰り返す。
だって、知っている内容だけに興味がモテないんですもの……(言い訳)。

さらにテキストを読んでいても、敵はやっぱり睡魔。
テキストは、情報はびっしりではあるが、
本としての出来がちょっとあれなので読みづらいんですもの(言い訳)。

なんやかやで講習生の教材を把握するだけですでに深夜0時。
急いで、インストラクションの復習をせねば。

NAUIは「ここまでできるように」という達成要件を示し、
そこまでの道筋はイントラに任されている。
とはいうものの、いきなり達成要件を放り投げられても困る。

例えば、「応用科学」の達成要件。

物理学、生理学、医学のうち、水中におけるダイバーの行動と安全性に関連する
分野。ダイビングのリスクを最小限にとどめる上で必要な身体的適性、ダイビング
の危険性、個人個人の限界、その他の行動に重点を置くこと。網羅すべき内容とし
ては、気体、圧力、容積、温度、密度、浮力、視力、聴力などが挙げられる。きつづ
ぎるスーツの影響……続く

これをゼロから具体化していけば確かに力がつくかもしれないが、
イントラによるバラつきが出たり、非効率である可能性もある。

そこで、達成要件を満たせるようなスケジュールのサンプルが示されており、
その通りに進めればひと通りできるマニュアルや教材もある。

 
講習生に見せる用                イントラの解説用

このサンプルやマニュアルを柱にしつつ、
イントラが自分の頭を使って付け足しや組みかえをするのが理想だが、
そこはなんてたってなんちゃってイントラ。
まずは、宣言通りマニュアルに忠実にやることに。

マニュアルと教材を見ながらリハーサルを一人でブツブツやっていると、
家を出る時間が迫る。

ということで、徹夜でふらふらになりつつも、
そんな事情は講習生に見せてはいけないので、
和尚に変身しハイテンションで学科講習に望む。

「もう、余裕を持って予習しなくちゃダメじゃぞ」なんて
言っている本人が一夜漬けだったり……。すいません。

無理やりハイテンションの図

お前が「こら」だってば……

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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