講習は終わったものの……☆イントラ復活への道
海洋実習1日目が終わった晩。学科テストを実施。
パッションで生きているみやじーは、
学校のテストは鉛筆を転がして切り抜けてきたタイプじゃから、
きっと1回では合格点の75点は厳しいじゃろうな……。
さて、どうやって慰め、そしてどうやって理解してもらおうかのう。
などと思っているとと、まさかの
満点
お! お〜〜〜。ひょっとして、みやじ〜ってば、できる子?
海洋実習2日目。つまり、Cカード講習最終日。
「和尚、おはようございます。満点こと、みやじーです」。
むむ。別にお主が満点ではないが、こやつ、
昨日までの自信のなさが嘘のように誇らしげな表情をしとるぞ。
まあ、いいことじゃ。
さあ、いくぞ、みやじぃ〜〜〜!
今日は新たな課題、コンパスナビゲーション。
まずは陸上で教えてやらせてみる。
「え〜と、インデックスで北を囲めば、あ〜ら元通りの方向に……ならない????」
「う〜んと、340度の方向から180度を足すと540度だから……あれ、コンパスにない???」
むむ。やっぱりこやつ、できない子? 数字に弱いタイプじゃな。
何とか陸上でコンパスの使い方を教えて水中へ。
やっぱり水中の中だともの、みやじ〜すごく楽しそう。
ウキウキっぷりが伝わってきて、こっちまで楽しい気分。
しかし、いざコンパスをやらせてみると、みやじ〜急に挙動不審。
オロオロっぷりが伝わってきて、こっちまで不安な気分。
何はともあれ、すべての項目をクリアし、無時終了。
まあ、はっきり言って、みやじ〜、初めてとは思えないほどお上手。
なのに、生来の心配症なのか、わしが厳し過ぎたのかどこか自信なさげ。
わしが褒めても「無理して励まそうとして」と疑いのまなざし。
む〜。なかなか自信を持ってもらうってのは難しいもんじゃのう
しかし、ここで救世主。
わしらが講習をしている横でファンダイビングをしていたおじ様ダイバーが、車で同乗。
あれこれ話していると、みやじ〜が講習生だと知ったおじ様がひと言。
「え〜〜。あれで初めて!上手で初めてには見えなかったですよ〜〜」
それを聞いたみやじ〜、明らかに顔色がパァ〜〜と明るく。
「いやいやいや、私なんてまだまだですよ〜。おほほほほ。
上手だなんてそんな。でも上手でした? ふふふふふ」
げ、げんきんな奴じゃ(笑)。
しかし、おじ様より説得力のないわしの言葉っていったい……。
その後、プールに戻っての練習もみやじ〜ノリノリ。
おかげで無事、すべての項目をクリア!
「THE101」のスタッフも思わず祝福。
なぜか、ちゅーちゅーとれいん
「学科丸一日。プール丸1日+2日間2時間ずつ。海洋4本」を、
がっつりマンツーマンで4日間。
「和尚、これで私、ダイバーになれるんですね?」
よしよし。みやじ〜、がんばったのう。これで晴れて……あ!
スキンダイビング忘れた!!!!
「え? 忘れたって、どういうことですか!
まだダイバーになれないってことですか?」
メンゴメンゴ、うっかり……いや、時間がどうしても足りなくてのう。
まあ、海洋のスキンダイビングはマストではないのじゃが、
わしの講習生としてはダイビングの基本となるスキンダイビングができないと、
なんか認定したく気分でな。
「そ、そんな〜。嫌です。ください!」
嫌じゃ。あげない。ほら、今回は寺子屋流でいいって言ったではないか。
な、来週、もう一回、プールで補習しよ。アイスおごるし。な、な。
ということで、渋々納得させプールでスキンダイビングの補習をすることに。
続く。