魚の名前(続・トリビア編)

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昨日の続き。
っていうか、意外とウケグチノホソミオナガノオキナハギが人気あったようですね(笑)。
ただ、ウケハギ(略)は日本にはいない魚。
日本にいる魚で一番長いのはたぶん
“ミツクリエナガチョウチンアンコウ”。
ウケハギが17字でミッちゃん(略)は16字。
ではでは名前の由来。


【人気者】
●イルカ
⇒“チノカ(血臭)”という説やイルカの“カ”は「食用獣」という説、浮いたり沈んだりすることから“イリウク(入浮)”という説など。いずれにせよ、昔はイルカは完全に食料とか害の生物という立場だったので、今のような親しみ深いイメージからはつけられていないと思います。
●クジラ
⇒これは多くの説が。皮が黒く内側が白いことから“クロシロ(クロシロ)”、大きな獣の意で“クシシラ(大獣)”、口が大きいので“クチビロ(口広)”、浮上して船に穴をあける(穿く)ことから“クジラ(穿輩)”など。
どれももっともらしいが……。
※〜イルカや〜クジラの、“〜”の部分はわかっても、
イルカとクジラ自体は昔過ぎて謎でした。
●クマノミ
⇒歌舞伎役者が顔に陰影のある化粧をすることを“隈取り”という。クマノミにはくっきりとした横帯があるので、
隈取りのある魚として、
“ミ”という魚を表す接尾語をつけて
クマノミになったという説が有力かと。
【変てこな名前】
●キタマクラ
⇒この魚を食べると死んでしまう、
つまり「北枕」に寝かされてしまうということから。
有名なお話ですが、実は毒性はあまり強くないとのこと。
●カジヤゴロシ
⇒すみません、これだけ和名ではなく地方名です。
インパクトがあったのでつい。
ちなみに由来は骨が喉に刺さって鍛冶屋が死んだから。
もし、後家が死んでいたら……(オヤジギャグですね、ハイ)。
●ゴンズイ
⇒「牛頭魚(ごんずうお)」から。「牛頭」は牛頭人身の、地獄の獄卒の意味。
また、「屑物」のことをゴズとかゴンズリと呼ぶことから「屑魚」とした説も。
いずれにせよ毒を持つことからかわいそうな名前ばかり。
離してもくっつくから“サイチェン(再会)”とかにすれば人気でたかも。
【イジメられます……】
●オジサン
⇒下アゴの長いヒゲが老人(翁)を思わせるから。
または小笠原に住む王治一貴さんという医師の名にちなんだという説も。
ちなみにオバサンはいないが、ウバザメやババガレイは老婆かららしい。
●ウッカリカサゴ
⇒普通のカサゴと似ているため、長い間“うっかり”カサゴと間違われていたのでウッカリカサゴ。いや、ホントですってば。
●タマガシラ
⇒すみません、僕の考えすぎです。意味は「前頭部が大きく、丸いことから」。最近、すぐ下ネタな自分です。
【地方名はもっと変】※まとめて
●健さんばりに“ガンコ”。
●“コバンザメノコバンノトレタウオ”って、ただのウオじゃん!
●飲みすぎて、“ゲエ”
●ハロープロジェクトのばったもんユニット“ゴマッチョ”
●悪さをしているときに声をかけらえて“ドキ”
●うちの娘は“トシゴロ”
●青だろ! “アカヨ”
●打率は“ニブゴリン”
●ねえねえ、“ヒロシー”
●車のことならおまかせ!“ヤナセ”
【どっちやねん!】
●トゲアリトゲナシトゲトゲ
⇒すいません。昆虫なんですが、先輩に教えてもらっておもしろかったのでつい。自己矛盾を抱えて破綻しているかわいそうな昆虫さんです(笑)
ふ〜、この辺でごかんべんを。
魚の名前っておもしろいな〜。
なんだか、自分的にツボにハマったので、
ひょっとしたら、ちょっと形を変えて寺子屋とかでネタになっているかもです。漫才のネタもそうですし、その時は「ミクシィで見た!」とか言わずスルーの方向で。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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