モルディブ赤道越えツアー5日目
※基本、携帯なので乱筆お許しを。
早朝、ラーム(Laamu)環礁着。晴天。
■1本目は「Maabaidhoo corner」
しばらく棚沿いを流れに逆らって泳ぎ、少し疲れたのでリーフ上に着底。
初めて目をマクロにして海を見る。
固有種のモルディブアネモネフィッシュやカラブレニー(イシガキカエルウオ似)などマクロ充実。
マクロ好きのゴット姉さんは嬉しそうだが、
あまり興味のない僕は撮影に集中。
生物への興味は薄くてもカメラを持つと楽しい。
しかし、成果は……。
成果
失敗の作例として成功!?
流れに逆らうダイビングも終わり、最後は潮にひたすら流される。
海の空をぶっ飛ぶ。ダイビングはこれだな、と思う。
少なくとも自分のダイビングはこれ。
最低でも水深50㍍以上の水底がくっきり見える透明度。
眼下に広がる海の地上。水深10㍍、つまり上空40㍍を飛び続ける。
地上との距離があるほど、広がりを感じることができて気持ちいい。
地上の表面はデコボコしていて、まるで月の上を飛んでいるよう。
はるか先には緩やかなカーブを描く地平線が見えるが、
濃紺に吸い込まれ陸上ほどくっきりは見えない……。
■2本目は「Fushi kandu」
リーフ沿いを流れに逆らいながら進む。
チンチンチンとベルの音がなるのでダッシュすると、マンタ。
皆、あまり興味を示さない。
息が吸えただけで喜んでいたあのかわいらしいダイバーは
もうどこにもいない(笑)。
マンタとの関係は10年目の夫婦関係のよう。
さらに流れに逆らいながら泳ぐ。そのときだ。
眼下を見ると、水底に、な、な、な、なんとジンベエザメ!
砂地に着底してジッとしているジンベエザメに近づき、至近距離で撮影。
ジンベエザメの子供……ってことでどうでしょう?
すいません、トラフザメです
■3本目は、サンデッキで本でも読もうとパスをしてみる。
仕事ではあり得ない夢のパス。
モルディブの海が目の前にあるのにあえて潜らない貴族なパス。
これぞサファリ(クルーズ)ならではの贅沢だと思うのだが、
貧乏性なのでどういう心持ちでいればいいのかよくわからない。
皆の幸運を祈ろうか。
いや、自分が潜ってないときにジンベエが出たら悔しい。
では、皆の大ハズレを願おうか。
いや、それも人間としてちょっと小さい気がする。
よし、人のことは考えず自分の幸運を祈ろう!
我に幸あれ。
夢のパスタイム。
読みかけの小説を読むがテーマが“いじめ”。
南の島で読む本を間違えたと思ったが、
見上げるモルディブの風景のギャップが逆にいいのかも。
息が抜ける。他の人は南の島で何を読んでいるのだろうか?
モルディブのサファリでビールを飲みながら本を読む。
そんなセレブな時間を過ごしていると、
3本目を終えた平民共が帰ってくる。
セレブがわざわざ迎えてやる。平民は言う。
「マダラトビエイの群れがすごかったよ!」
な、何を言う、平民め! お、俺はセレブ……
平民でいい。これからはガツガツ生きよう。
もし潜っていたら……
※作成:太陽系方面担当副部長
さて、今から次の目的地のター(Thaa)環礁へ出発!
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