天国に昇りそうなほど気持ちいい!モルディブでオススメのCHI(氣)スパとは?
仕事でリゾートにいくと、必ず取材することになるのがスパ施設。
汗だくになって暑いビーチをかけずりまわるのと違って、冷房は効いてるし、アロマオイルの香りで気持ちいいし、モデルはかわい子ちゃんだし、至福の時間です。
ということでスパ撮影は大好物なんですが、最近ではどのリゾートにもスパがあって、どこも同じような施設と同じようなサービスになっているような気がします。
そんな中で、やっぱり基本は押さえつつ、オリジナリティを出したスパが魅力的だし、何よりライターとして書きやすいですよね。
ここ最近、書きやすかったスパのひとつが、モルディブ最南端に立つシャングリ・ラヴィリンギリリゾート&スパのCHI「氣」スパ(チー・スパ)。
モルディブには、サンドマッサージというご当地マッサージがあるんですが、これはトリートメントというよりスクラブに近い感じ。
やや地味なのもあってか、サンドマッサージを取り入れているリゾートは数えるほどしかありません。
そんなわけで、モルディブのスパはどの国のブランドなのかによって特徴が変わるのが一般的。
つまり美しい海というロケーションを除けば、モルディブでなくてもいいというのが僕の印象でした。
ところが、そんな先入観を変えてくれたのがシャングリ・ラのスパなんです。
CHI「氣」スパの基本コンセプトである、中国やヒマラヤに伝わる癒しの概念とか、金・水・気・火・土の5要素とかはよくわからないのでこの際置いておき、紹介したいのが「カンドゥ・ボリ・リチュアル」というトリートメント。
まず使うオイルは近隣の島で作られたココナッツオイル。
魚介は豊富ですが、農作物がほとんどとれないモルディブで、ココナッツを使った産業というのはとっても貴重です。
しっかり地場産業に貢献しているあたり、さすがシャングリ・ラ。
とれたばかりの新鮮なココナッツオイルを肌になじませて、これまたモルディブでとれたカンドゥボリ(コヤスガイ)を滑らせながらマッサージをしていきます。
すっかり気持ちよくなったところで、海の音が優しく響く貝殻を耳に。
さらにモルディブの子守歌を耳元で囁かれる…いや、もう天国でしょ。
そのまま眠りから覚めなくてもいいです。
コヤスガイを使う必要がどこに…という気もしますが、リゾートのスパはテクニックもさることながら、トータルの世界観が重要。
つまり「癒されそう」と感じさせる雰囲気にお金を払っているんだと思います。
そういう観点からいくと、このカンドゥ・ボリ・リチュアル、モルディブに行ったら試してみる価値アリですよ。