いくつ知ってますか?海の生物の16のふしぎな秘密
秘境の海、インドネシア・ワカトビ。
そのワカトビから、海の生物の16のふしぎな秘密をお届けします!
あなたはいくつ知っていましたか?
1. 魚類は、450万年以上前から地球にいるという事をご存知でしたか?
恐竜たちが地球を歩き回る前から、魚類は存在していたことも確認されています。
現在では、25,000種以上の魚が識別されていますが、未だに15,000種以上の魚が同定されていないと推定されています!
2. エビは、ハサミを使って水中で多くの音を作り出し、コミュニケーションを取り合っているそうです!
3. フグは泳ぐのがあまり上手ではありませんが、大量の水を素早く飲み込み自分自身を倍以上の大きさに見せることが出来ます。
たとえ、膨らむ目に飲み込んだとしても、ほとんどのフグが持つテトロドキシンという毒性の物質により、食べた事により死に至ってしまうこともあるのです!
4. ナマコはとても無防備に見えますが、 肛門から内臓を放出することにより外敵の注意をそらすことが出来るのです!
彼らは、肛門を使って呼吸をしているだけではなく、食物の消化や排泄、そして放出した臓器を再生する能力も持っているのです。
5. ヒトデは、それぞれの腕の先に光を感知できる’アイ・スポット’を持っていますが、私達人間の目のように画像を見れるほどにまでは発達していません。
魚がヒレを使って泳いでいるように、ヒトデは腕の下面にある管足と呼ばれる小さな’足’を使ってゆっくり移動しています。
6. ブダイ科の中には、夜になると頭の上にある器官から分泌される粘液で作られた透明な繭の中で寝る種がいます。
海洋学者たちによると、この繭には匂いがあり、ウツボなどの夜行性の捕食者から見つけられるのを防ぐためだと考えられています。
7. カレイの成魚は平たい楕円形をしていますが、幼生期はいたって普通の魚の形をしているということをご存知でしたか?
成長していく過程で、一つの目が頭の反対側に移動し、体が平らに変形していきます。
その間は、ぎこちなさそうに片寄った泳ぎをしているなんて、想像しただけでも面白いですよね?!
8. タコが怒ると黒のインクを出します。
このインクには、捕食者の嗅覚を鈍らせる物質が含まれているため、タコを追跡するのが困難になるんですって!
9. 陸に住むカタツムリと同様、海に住むウミウシたちもまた背後にスライムの跡を残しているのです!
襲われたウミウシは、他の仲間に警告するための化学物質を放出することもできれば、匂いを辿り仲間を見つけるのにも役立つため、たくさんの情報がスライムには含まれているのです!
10. 魚は優れた視覚、触覚、味覚を持っており、多くは嗅覚と聴覚も持っているのです! 自身の胃と同じ大きさの目を持っている魚もいるそうです。
11. 昼間の活動時、ウミガメは数分おきに海面まで上がってきて呼吸する必要がありますが、寝ている時や休んでいる時などは何と2時間半ほど水中にいることができるそうです!
水中ではかなり良い視力を持つウミガメですが、陸上では視界が狭まるようです。
そして彼らは、体から余分な塩分を排出する時に、泣いているように涙を流し、体内の塩分濃度を調節しているのです!
12. クマノミのグループは、一匹の支配的なメスと一匹またはそれ以上の小さいオスで形成されています。
一番大きい一匹のオスのみが、メスの卵に受精することができ、その他のオスは未成熟なため精子を持っていません。
グループを仕切るメスが死んでしまうと、一番大きかったオスがメスに性転換し、それと同時に2番目に大きかったオスが性的に成熟したオスとなり、メインのオスとして役割を引き継ぐという劇的な事が起きるのです!
13. キレイ好きなホンソメワケベラはみんなのクリーニング役として知られていますが、ニセクロスジギンポやテンクロスジギンポはホンソメワケベラの振りをしてクリーニングステーションにやって来ます。
そして、魚が気持ち良さそうにしている所を、ガブッと鋭い牙で表皮をかじり取ってしまうのです!
14. クリーニングステーションでは、体の外に付いた寄生虫の除去だけではなく、内側もクリーナーシュリンプやホンソメワケベラなどの魚(特にベラ科)によりキレイにしてもらえます。
キレイにしてもらいたい事と脅威を与えないということを伝えるため、不自然な方向で泳ぐか口を大きく開けながら、クリーニングステーションへ接近していきます。そうすると、クリーニング係は皮膚やエラに付いた寄生虫を食べ始めてくれるのです!
15. 海ヘビもウミガメと同じように、呼吸するために水面へ浮上する必要があるのですが、呼吸と呼吸の間に、水中で最大2時間過ごす事ができるのです!
16. 両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類をすべて合わせたとしても、魚類の方が多くの種が存在します。
このことからも、まだまだ新たな発見がある可能性があるという事です!