NAUI JAPAN 、“ダイビングがテーマのドラマ仕立てショートムービー”本日公開！

60年の長い歴史を持つスキューバダイビング指導団体（教育機関）「NAUI JAPAN」が、 スキューバダイビングをテーマとしたドラマ仕立てのショートムービーを制作。3月10日、YouTubeにて公開した。ダイビング指導団体では過去に前例のない、ショートムービー制作という挑戦に至った経緯と、気になる内容についてNAUI JAPANを運営する株式会社ナウイエンタープライズの広報担当 青鹿氏に伺ってみた。

過去に前例のないドラマ仕立てのショートムービー。その制作に至った理由とは

最大のきっかけは、日本でのスキューバダイビングブームの火付け役の１つである、1989年に公開された映画『彼女が水着に着替えたら』。NAUI JAPAN代表 岩本氏の「令和の時代に合った新たなダイビングブームの火付け役となるような映像を作りたい」、「海の中のキレイな映像はたくさんあるが、ありきたりのものではなくドラマ仕立ての映像を作りたい」という予ねてからの想いを具現化するために、今回のショートムービーの制作に取り掛かることになったという。

「ダイビング未経験者が、本作の登場人物を通して、“ダイビングを始めると、こんなにも素晴らしい世界が広がっている”ということを疑似体験してほしい」、「ダイビングをより身近に感じ、始めるきっかけとなってほしい」、という想いが込められている。

制作を手掛けたのは現役早稲田大学生の映像制作チーム

本作は、早稲田大学 3年 文学部演劇映像コースの高山凱氏を筆頭とする映像制作チーム「From.H」が手掛けた。NAUI JAPAN代表 岩本氏が、映像制作でいくつもの実績のある早稲田大学映画研究会に連絡したところ、高山氏に辿り着いたのだという。彼は高校生時、NHK杯全国高校放送コンテストで全国3位を獲得した経験を持ち、大学進学後に大学の仲間とFrom.Hを設立した。映画制作を中心にプロモーションビデオやミュージックビデオなどの幅広い映像作品の制作を行なっている新進気鋭の若手集団だ。

撮影はNAUIとFrom.Hで打ち合わせを重ねながら進んだ。スキューバダイビングの撮影であることから、高山氏を含むFrom.Hメンバー3名も実際にダイビングのCカードを取得し、脚本や編集に活かすという拘りぶり。

主役にはダイビング未経験の3名が抜擢された

主役には、厳正なるオーディションを勝ち抜いた3名が抜擢された。皆プライベートでは俳優を目指していたり、プロのエキストラをしていたりと経歴はさまざま。共通しているのはダイビング未経験であることだった。本作内にダイビングシーンはもちろんある。しかしそれよりも、“ダイビングが人生にどのように影響したか”という人間模様に焦点を当てているため、ダイビングスキルは特に重要視していなかったという。

さまざまな角度・視点からの人間模様が描かれたその内容とは

内容は、スキューバダイビングをテーマに、さまざまな角度・視点からの人間模様をドラマ仕立てに描いた5〜6分のショートムービー三部作となっている。年齢も立場の違う登場人物たちが、同じスキューバダイビングというアクティビティに魅了されていくという、一見それぞれの部で全く別のストーリーのようだが、実は主人公たちはみんなスキューバダイビングで繋がっている。ぜひそこにも注目して見ていただきたい。

そして、やはり気になるのはダイビングシーン。今回、海辺と海中のシーンは別の場所で撮影された。海辺のシーンは、昨年11月にNAUIJAPAN代表岩本氏と青鹿氏も同行し、東伊豆の伊豆海洋公園で何十カットも撮影。水中のシーンは、沖縄のダイビングショップに協力してもらい沖縄の海の映像も使用しているそうだ。

特設サイト（ダイビングに魅せられた3人の短編動画「Let’s Diving！」）

ダイビング指導団体では過去に前例のないドラマ仕立てのショートムービー。大手映像制作会社ではなく、大学生が制作したという点にも驚きの本作。ぜひ友人や家族にもシェアしてみては？

0歳～22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー（広報室）に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。