オーシャナ主催「Cカード取得サポート企画」Part1-2!プール講習第二弾を開始

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Cカード取得サポート企画プール講習第二弾の画像

オーシャナでは、海洋環境や社会問題にも配慮できるダイバーを1人でも多く育てることを目標に2021年9月から「Cカード取得サポート企画」(※)を開催中。進捗が早いメンバー(先発組)は、2月に三浦半島・城ヶ島で実施された海洋実習を経て、見事Cカードを取得!その後は、スキルアップを目的とした追加海洋実習とファンダイブを行い、着々と自信をつけている。一方で後発組のメンバー2人は、一人ずつプール講習をスタートし、ダイバーになるために動き出している。4月9日(土)に行われたプール講習の様子をレポート!

※2021年9月から始まったこの企画は、Cカードを取得したい意思があり、なおかつ目標に共感してくれる方をアンケートで募り、社内での厳選なる審査の結果、選ばれた方に参加いただいている。今年1月にはすべての参加者がオンラインでの学科講習を終え、2月には先発組はプール講習と海洋実習を実施。

練馬のダイビングスクール「OK MARINE PRO」で開催!

OKマリンプロ外観写真

プール講習を行う場所は、前回のプール講習でもおなじみの、東京都練馬区にあるダイビングスクール「OK MARINE PRO」。

本日参加したメンバーは、去年シュノーケリングを体験するまでは、海にあまり潜ったことがなかったが、その時見た海の美しさに感動したのがきっかけで、ダイビングを始めたいと思ったようだ。海の世界への第一歩となるプール講習、はりきって練習していこう!

着替えてプールサイドで講習スタート!

Cカード取得サポート企画プール講習第二弾の画像

水深5mのダイビング用プール。右側は水深1mのプールに続く。

ドライスーツのインナーを着た状態で、プールサイドに集合。インストラクター・池内が、プールサイドにて本日の流れを説明。オンラインでの学科講習のおさらいをプールサイドで行ったのち、プールに入水して実習。はじめは水深1mのところで、それから水深5mまで移動するスケジュールだ。ではまず、器材セッティングからやっていこう!

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水中の呼吸源であるタンク(シリンダー)の表記をチェック。「タンクの容積(V)と重さ(W)は?」「耐圧試験年月は5年以内になっている?」など安全に関わる部分なので、おろそかにしないで確認していこう。

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タンクの中の空気を吸うには、口にくわえるレギュレーターのファーストステージとタンクをつなぐ“中圧ホース”に空気を通す必要がある。そのために、まずはタンクと中圧ホースをつないでいく。タンク内の空気は圧縮されているため、そのまま空気を通すと細い中圧ホースに負荷がかかってしまう!ということで、セカンドステージの中央に付いているパージボタンをプッシュ。このボタンを押せば強制的に空気を放出できるので、ホース内の圧力を軽減できるのだ。器材を長く使うためにも配慮できることはしっかりレクチャー。

そのほか、マスクのつけ方、マスククリアの方法など一通り説明したら、いよいよドライスーツを着用する。

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ドライスーツ初着用のメンバーからは「アイアンマンみたい」という声が。たしかに戦闘服っぽい雰囲気があるのかもしれない。防寒と浮力については着用前よりも相当能力が引き上げられているので、戦隊モノの能力スーツといったらそうかも。

いざ、プールへエントリー!まずは水深1mのところで練習!

プールに入水したら、その場で浮いてみて、ドライスーツの浮力を実感!それから、マスクのつけ方と合わせ方、シュノーケルクリア、フィンの履き方、フィンの使い方などを練習していく。

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マスクが上にズレていかないように、ゴム製の“スカート”部分が唇の真上にくるように合わせてみよう。

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フィンの一番広い面(ブレード)で水をとらえることを意識して蹴ってみよう。

メンバーは、シュノーケリングで遊んだ日から時間が空いているため、シュノーケルクリアやフィンキックのレクチャーも念入りに行う。

それから器材を背負って…

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インストラクターのお手本をじっくり観察。

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背負ったら、浮力調整するBCD(Buoyancy Compensator Device)とドライスーツの給排気ができるかチェック!

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インフレーター部分の給排気ボタンは正常に動くかな?

水中で使うハンドシグナルを復習したら、いよいよ水深1mで潜ってみよう!一般的な「グッドサイン」はダイビングでは「浮上」の意味。

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それでは「バッドサイン」は?

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答えは「潜降」。実際に水中へ。水中では、水面で練習した動作を実践。レギュレーターに入ってしまった水を排気するレギュレータークリア、マスク内の水を外に出すマスククリア、中性浮力をとるフィンピボットなどを練習した。

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マスクの上部分を手で軽く抑え、少し顔を上に傾けた状態にしてから、鼻から息を吐き出してマスク内の水を外へ!

また陸上で鼻呼吸している人は、口呼吸に慣れておらず、息苦しさを覚えることも。そんな時は、マスクを取った状態で呼吸をしてみるのが有効だったりする。

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口呼吸しかできない状態で、練習するとコツも掴みやすい。足がつく水深なので、怖かったら立てばよし。自信が持てるまで練習することが大切。

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「できた!」

水深5mのところまで移動して練習!

次は、足がつかない水深5mプールへ移動してウエイト・BCD脱着、中性浮力などを練習。水深1mで行った動作の復習なので落ち着いて。はしごにつかまって降りていこう。

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水深が深くなる前から、こまめな耳抜きが大切。

プールの水底に付いたら、倒れないように体を安定させた状態で、BCDを脱着してみよう。

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それから、ダイビングの際の必須スキル中性浮力の練習を念入りに!オーラル(肺)とインフレーターの給排気ボタンを使って練習してみよう。

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給排気ボタンをどれくらい押せば浮き沈みするのか確認。

不安な時は、できるまで何度もトライ!インストラクターが、お絵かきボード(スレート)でコミュニケーション。「もう一回やってみよう!」

最後に、水中で泳ぐ練習。プールの対角線上をいったり来たり。上手です!

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プール講習はこれにて終了!メンバーからは「中性浮力がとくに難しかったが、水中で何度も練習できたのでよかった」との声が上がった。

自分が不得手と感じるところを重点的に練習できるのはマンツーマンならでは。次は、4月末に海洋実習にチャレンジ!当日は、本日のメンバーを含めた2名と、先発組のメンバー1名が参加する。メンバー同士交流するいい機会となりそうだ。とくに先発組メンバーは、先輩ダイバーのお手本として活躍してもらう予定!次回レポートもお楽しみに。

■取材・撮影協力:OK MARINE PRO(オーケーマリンプロ)
〒176-0012 東京都練馬区豊玉北4-30-8
電話:03-3993-3824
定休日:月曜日
営業時間:13:00~20:00
URL:http://www.okmarine.jp/

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