DAN JAPANダイビング保険改正 携行品損害、シュノーケリング・フリーダイビング中の事故にも対応

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DAN JAPANが会員向けに提供する保険サービスの対象範囲を8月から拡大。オーシャナでも毎月DAN会員向けの情報を一部公開しているが、そもそもDANとは、補償範囲、会員サービスはなんなのだろうか。そして、会員になるにはどうしたらいいのだろうか。

DAN JAPANとは?

「DAN(Divers Alert Network)」は、1992年に発足したレジャーにおけるスキューバダイビングの安全性の向上を目的とした団体。アメリカ、ヨーロッパ、南部アフリカ、日本の4つのエリアに拠点があり、各地でダイビング事故に対する救急救助システムが構築されている。さらにすべてのDANはIDAN(International DAN)に加盟しており、会員はIDANがカバーしているどこの国でダイビング事故にあったとしても、現地でスムーズに救助、搬送、治療、医学的相談を受けられる。

DAN JAPANは、一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会が運営している。会員向けに医療関連サービスや安全関連情報提供サービス、セミナー、トレーニングを始め、DAN JAPAN独自の保険サービスの提供も行っている。

拡大した保険の補償範囲

2022年8月、DAN JAPAN会員付帯保険サービスが新しくなり、年会費はそのままに補償範囲が広がった。そもそもの保険の補償範囲に加え今回の改正で、国内での携行品の損害に10万円(免責金額1万円)までの補償、またスキューバダイビングのみならずシュノーケリングやスキンダイビング、フリーダイビング中の事故も補償範囲の対象となることが発表された。
※レジャー中の事故が対象となるため、業務や大会中などの事故は適用対象外

ここ数年カメラやライトなど携行品を持つダイバーや、シュノーケリングやフリーダイビングを楽しむ人が増えたことを考慮してのことだそうだ。海外での補償や高額なカメラなどの補償を希望する方には、オプションの「ダイバープラス保険」の提供も。

保険サービスを受けるには

保険サービスを受けるにはDAN JAPANの会員になる必要がある。会費は一般会員で入会費5,000円、年会費8,000円。保険サービスのほか、潜水事故など緊急時に24時間365日電話で対応してくれる「緊急ホットライン」や、緊急ではないダイビングと健康に関する医療相談に対応した「メディカルインフォメーションライン」、再圧治療費の補助といった医療関連サービスが受けられる。また、IDANでは日々潜水医学やダイビングの安全関連の研究を進めており、最近においては、新型コロナウイルスがダイビングに及ぼす影響等についても発信している。また、DAN JAPANでは、11~12月にかけて会員限定で「初心者・中高年ダイバーの事故が増えている?-事故を起こさないための知識を身に付けよう-」をテーマとするセミナーも行われるそう。詳細、申し込みはDAN JAPAN公式HPから。

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