あなたの拾った海ごみで世界の海洋保護に貢献!「PADI AWARE」アプリに日本語マニュアルが登場

世界最大級のダイビング教育機関「PADI」が提供する「Dive Against Debris®」というスペシャルティ・コース(※)をご存知だろうか?水中の海洋ごみ回収を実施するための知識とスキルを学び、回収したごみの種類や量を報告し、データベース化する方法を学ぶプログラムで、PADIが独自に開発したものだ。データベース化というとなんだか難しく聞こえるが、「PADI AWARE」アプリを利用すれば比較的簡単に記録ができるようになっている。しかし、現在提供されているアプリは英語版のみ。そこで今回、より多くの方に活用いただくため、日本語で分かりやすく解説したアプリの使用方法マニュアルが新たに用意された。その内容についてご紹介したいと思う。

※まだ経験していない、特定の分野での基本的なダイビング(ディープダイブやボートダイブなど)の仕方(計画、マナー、トラブルの予防)や、初めて使う器材(例えばドライスーツや水中スクーター、水中カメラなど)の使い方などのノウハウを身につけ、経験と楽しみの幅を広げることを可能にするコース

ダイバーだからこそできるDive Against Debris®に参加する

ダイバーだからこそできる海ごみ拾い。拾うだけではなく、Dive Against Debris®の手順に則り、データベース化することもカギとなってくる。なぜならごみの種類や量をデータ化し可視化することで、世界各地の海洋研究者や国の政策者が海の保護活動に利用できるようになり、自分たちのごみ拾いが今まで以上に海洋保護に役立つという、嬉しい結果へと紐づいているのだ。

Dive Against Debris®スペシャルティ・コースはPADIジュニアオープン・ウォーター・ダイバーまたは相当する資格があれば12歳から取得が可能だ。
▶Dive Against Debris®スペシャルティ・コースの内容や受講できるショップはこちら

「PADI AWARE」アプリの日本語マニュアルが登場

Dive Against Debris®の手順に則り、拾ったごみをデータ化するのに役立つのが、PADIが提供する「PADI AWARE」アプリだ。しかし、現在提供されているものは英語版のみのため、データ入力方法が分からず困っていたダイバーも多かったのではないだろうか。そこで今回、新たに日本語でのアプリの使用方法マニュアルの提供が開始。入力の手順を説明しながら、アプリ内の用語についても日本語で分かりやすく解説している。
日本語マニュアルPDF版

動画でのアプリ使用方法も公開されている。本動画では、潜った場所にごみがないことを記録するのも、重要なデータとなると伝えている。
日本語の動画説明

PADI AWAREアプリのダウンロード(無料):

また、アプリに登録したごみのデータはDive Against Debris®のグローバルマップで見ることが可能となっている。


▶︎最新のデータはこちら

PADI AWAREアプリを活用し、気軽に楽しみながら海洋保護に役立つデータを提供することも、ダイバーだからこそできる活動ではないだろうか。
ごみを拾った際はSNSでもシェアをして、周りのダイバーにも海洋保護のアクションを呼びかけてみよう。

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