【現地速報】東伊豆でハンマーヘッドシャーク出現相次ぐ|富戸・赤沢
東伊豆エリアでハンマーヘッドシャークの目撃情報が相次いでいる。1月15日に富戸ビーチで確認された翌日、赤沢のボートポイントでも出現が報告され、現地ダイバーの間で大きな話題に。冬ならではの高透明度と好海況が重なった今、貴重な遭遇チャンスが広がりつつある。
富戸ビーチでの突然の遭遇、翌日は赤沢でも確認
1月15日(木)、富戸のダイビングショップ「ダイブヒーリング」から、ビーチポイントでハンマーヘッドシャークが確認されたとの情報が寄せられた。当日の海況は穏やかなベタ凪で、透明度は15〜20m、水温は16〜17度と、冬らしいクリアなコンディションであった。
遭遇はまさに不意打。マクロ生物を狙って水底付近に集中していた際、中層の魚影に気づいたゲストの合図で振り返ると、わずか約3mの距離を大型個体が悠然と横切ったという。遭遇時間は約10秒と短かったものの、特徴的な頭部のシルエットと引き締まった体のラインを肉眼ではっきりと確認できる距離での出現となり、ビーチポイントとしては異例の盛り上がりを見せた。

富戸で撮影されたハンマーヘッドシャーク。一瞬で通り過ぎていった(提供:ダイブヒーリング)
さらに翌16日(金)には、「赤沢ダイビングセンター」から、赤沢のボートポイントでもハンマーヘッドシャークの目撃情報が寄せられた。赤沢の海は浅場から深場まで透明度が30m近くまで向上し、視界一面が青に染まる絶好のコンディションとなっていた。前日の流れを引き継ぐかのように、赤沢でも堂々たる姿が確認されたのである。
なぜ今、東伊豆で遭遇が続くのか
今回の連続出現の背景には、冬特有のクリアな潮の流入による視界の大幅な改善、そして水温低下に伴う回遊魚のルートや群れの動態変化が関係していると考えられる。富戸から赤沢まで広範囲で目撃が連鎖していることから、単発的な珍事ではなく、エリア全体で遭遇チャンスが継続している可能性が高い状況である。
遭遇時のポイントと、今こそ狙いたい冬の伊豆
ハンマーヘッドとの遭遇を狙う場合は、中層を意識してこまめに視線を走らせながら泳ぐことが重要だという。発見時に追い回す行為は厳禁で、必ずガイドの指示に従い、隊列を崩さず適切な距離を保つことが求められる。撮影では広角レンズが有利だが、接近できない前提で構図を組み、青い海の中にシルエットを浮かび上がらせる意識でシャッターを切ると印象的な一枚を残しやすい。
また、現在の伊豆エリアでは防寒対策が不可欠である。ドライスーツに厚手のインナーやフードを組み合わせ、体温低下を防ぐ装備で臨みたい。
透明度がピークを迎える冬の伊豆は、水中の景色そのものが特別な表情を見せる季節。その中でハンマーヘッドシャークと出会える可能性が高まっている今は、まさに“当たりシーズン”と言えるだろう。しっかりと準備を整え、このタイミングならではの海へ一歩踏み出してみてはいかがだろう。
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