【動画あり】神子元で体長4mのホホジロザメ目撃!? 安全停止中に現れた“異様な太さと大きさのサメ”
ハンマーヘッドシャークの群れを一眼見ようと、今や世界中からダイバーが集まる海「神子元」(静岡県下田市)。その海で、ハンマーヘッドシャークではない、別の巨大な生き物が現れた。発見者は福浦(神奈川県湯河原町)をホームに伊豆全域をガイドする「SEA HEAT」の加藤仁さん。安全停止中、彼らの下を通過したのは見たことのない太さと大きさのサメ。その正体は、推定体長4mはあるであろうホホジロザメだった。幾度も神子元を潜っている常連ゲストの方が撮影した動画にはその姿がはっきりと映っていた。
ダイビング終了間際、まさかの遭遇。“顔がすごく怖い…誰!?”
遭遇はダイビングの終盤、安全停止に入った頃。加藤さんがふと下を見ると、異様な雰囲気をまとう巨大なサメが視界に入ったという。加藤さん自身はフロートを上げていたため自らは深度を下げられなかったが、すぐにゲストに知らせた。ゲストの方(今回の動画の撮影者の方)が水深を合わせるようにゆっくりと接近し、同じ水深になったところで動きをピタリと止めた。そのゲストの方曰く、ハンマーヘッドシャークとは別のサメだと思ってはいたが、顔を見た瞬間に「すごく怖い…誰!? 」と感じたそう。人間との比較から、体長はおよそ4mと見られる。
加藤さん自身、「いつかケージダイビングで見てみたいとは思っていたけれど、まさか自分の潜っているエリアで会えるとは。喜びよりも驚きが大きい」と語った。
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遭遇率は極めてゼロに近いのでは?でも、ゼロじゃない
今回の一件を受けて、今後の可能性について加藤さんはこう話す。「これまでの観測記録から考えると、遭遇する可能性は極めてゼロに近いですが、今回のことで“遭遇することもあるのかもしれない”と感じた。何に遭遇するかわからない無限の可能性を秘めた海。ハンマーヘッドシャークだけでなく、世界に誇れる魚影や未知数のポテンシャルも、神子元を潜る楽しさのひとつ」。
神子元ではハンマーヘッドシャークの個体数が増えてきているという情報もあるが、その中での今回のホホジロザメの出現…。やはり神子元は他の海と”何か違う”ポテンシャルを持つ海だ。エキジットする瞬間まで、ますます気を抜けない。